サングラスの蕪村

雪まじりの冷たい一月の雨である。昼は野菜たっぷり焼きそば(野菜は一度湯通し)、午後パパカレーを作る。実家に介護で帰っている妻に、その旨、メール送信したが、前のメールがやっぱり「カレーを作りました」だった。カレー男だ。

中村書店で買った田中冬二の詩集『サングラスの蕪村』(中央公論社)は短詩(一行のものもあり)で、感じ入っている。ううむ、これはいいぞぅ。春陽堂「オカタケな日々」の方に、たっぷり書こう。宍戸錠追悼で、急きょ放映された「ギターを抱いた渡り鳥」を録画しつつ、少し見る。デジタルマスタリングだろうか、映像がじつに鮮明できれい。函館の観光映画でもある。おお「十字街」に函館山に倉庫群。函館がすでに懐かしい。どこかへ行きたいですねえ。

新しいパソコンにしてから、これまで凍結されていたブログもすべて閲覧可能になった。1年以上ぶりの「往来座地下」が非常な面白さで、しばらく過去に遡って読み続ける。客の変化についての記述に、そうか困りますよなあと思ったり、「長い毛」に反応、瀬戸くんにメールを打つ。俳優の藤木悠が、あごの下のホクロから伸びた長い毛を切らずに大事にしていたという話。間違って、ほかの人に送ったら変に思われるネタなり(なに、この人、こんなこと書いてきて気持ち悪い)。アドレスを確認して送付。

そうか、ここでは雑談ふうに書けばいいのですね。一年休んで、調子を忘れていた。「サンデー」5冊短評用の読書をガンガン飛ばしております。雨に閉じ込められて、読む読む見る見る聴く聴くで日が暮れる。そろそろ炊飯器のスイッチを入れよう。