「ささま書店」閉店を語る

毎日新聞」記者が、「ささま書店」閉店の記事を書くというので、電話取材を受ける。いろいろ喋ったが、どんなふうにまとまるのかは分からない。伊東さん、気に障ったらごめんなさい。「ささまは、名店か?」と聞かれ、「いや、まちがいなく名店(だった)」と答える。事実、そうだった。

某誌から書評依頼があり、畠中恵『猫君』集英社を読んでいる。畠中さんの作品を読むのは初めてかもしれない。いいチャンスだと思って引き受けた。自分のストライクゾーンである本の書評依頼があることは少なく、「ううむ」と考えることもあるが、とにかく引き受ける。現代小説は、こういう機会がないと、まず読むことがない。遅れないため、がんばって読む、書く。外出自粛の時期に、集中して本を読むのはいいことだ。

フィリップ・ロス佐伯彰一訳)『さよならコロンバス集英社文庫を読み始めたのは、いま中川五郎さんが、この新訳に取り組んでいると聞いたからだ。さまざまな旧訳小説が新訳されているが、これは盲点ではないか。「それは、いいですねえ」と五郎さんに言ったが、どんな話だったか。そうか、ボーイ・ミーツ・ガールもの、ですね。

今週末もおとなしくしております。