調布「円居」で9冊

夏なのかなあ、暑いなあ。それでも朝夕はまだ涼しい風が。こういう気候も悪くない。若い時なら、これで一曲、歌を作っていたかもしれない。

昨日、調布「円居」へ。6月中に閉店となり、ただいま全品100円セール。閉店セールさまざまあれど、かなり思い切ったセール。日本の古本屋での通販は続ける由で、そっちへ回す本は抜いて、あとはざんぶと放出。けっこういい本がまだたくさん残っています。「買わないぞ」モード中だが9冊買ってしまう。こんな大量買いは、本当に久しぶり。指に食い込む袋の痛さもうれしい。俳人ならこれで一句ひねり出しているところだ。もう少しくわしく、コロナ禍下の古本屋レポートで「古通」に書きます。

帰りは調布駅前から武蔵小金井駅行きバスに。好きな路線のバスだ。けっこう長距離で30分ぐらい。バス旅気分。

柳田国男の母がなんというか旧式の厳しい人で、嫁につらく当たったらしい。長兄の嫁も追い出され、そのため長兄は酒浸りとなった。次兄の嫁にいたっては、家を追い出され、その足で池に入水自殺したという。亡くなった義姉の魂は山へ入り、となると、なんだか「遠野物語」に出てきそうな話じゃないか。

マッコイ・タイナー・トリオ「リーチング・フォース」を聴く。庄司紗矢香によるベートーヴェンシベリウスのヴァイオリン協奏曲を聴く。庄司は国分寺の出身。国分寺一中卒らしい。そうか、いつも国分寺「七七舎」へ行く時、通る道沿いにある学校だ。今度、意識して通り過ぎよう。

とにかく読む、聴く人間の日々が続いている。