読売新聞に通崎さんが書評を!

雨である。「読売新聞」今朝の書評欄に、木琴奏者の通崎睦美さんが書評を書いてくれていると知り、コンビニへ走る。簡潔で、なるべく名言をたくさん引用してくれた、ありがたい紹介だった。「聖教新聞」でも紹介されたらしく、これは福岡に住む学会員の姪が見つけ、うちの姉に「メガネのおじちゃんとおんなじ名前やけど、『名言』て、そんな本は書かないよね(と博多弁で)」と言ったそうである。とにかくありがたい。

ぐずぐずしながら、「古書通信」(コロナ禍状況下の古本屋事情について)、「高校教育」連載の「名言名セリフ」の原稿を書く。後者は長崎・五島列島製麺業を家族で営んでいた男と家族の22年を追ったドキュメンタリー「五島のトラさん」を取り上げる。これは素晴らしかった。

ANXミステリー全5回のドラマ「巨人軍が消えた」を、録画して通して見るが、3回目あたりから、あまりのひどさに呆れて開いた口がふさがらず、見終わって茫然となる。新幹線の一車両に乗って甲子園へ向かう巨人軍(長嶋監督)を、そっくりそのまま移動させ監禁(身代金を要求)するというアイデア(西村京太郎原作)はいいが、その方法なり、プロットがずさんすぎる。誰か関係者が途中で「いくらなんでも、これはひどすぎやしませんか」と忠告しなかったのか。バットを持つ37名の野球選手と関係者を一部屋で24時間、ライフルを持った男2人で監視、監禁するのだが……と、触れるのもバカバカしい。すぐさま録画を消去。記憶も消去したい。

口直しに山田太一脚本、日曜劇場「終りの一日」(北林谷栄小倉一郎坂口良子)を見て、これだよ、と思う。増毛へ行きたくなった。