やや丈の高い時代の岩波文庫表紙に着色

午前中に都知事選投票を済ませる。うっかりマスクをせず出て、あわてて取りに戻る。外出する際(電車やスーパー、店内に入る時のみ)にしか、ふだんマスクをしないので、ひどく息苦しい。メガネが曇る。みんな、よく耐えている。

「古書通信」連載、鳩山町「遵古堂」編を書く。締め切りはまだ先だが、早く書かないと、印象が薄れてしまう。写真を何点か使ってもらおう。そのため、字数はややアンダーに。フランシス・レイ「男と女」サントラを聴く。

昨日は国分寺「七七舎」「春風書房」へ。各店の店主と言葉を交わし、それぞれで何冊か買う。現行よりやや丈の高い(5~6ミリ)、栞紐つき時代の岩波文庫吉村冬彦寺田寅彦)『藪柑子集』昭和14年を100円で。この時代の岩波文庫のたたずまいが好きだ(糸綴じで頑丈)。家に帰って、表紙に水彩絵の具で着色する。亡き妻を追慕した名品「団栗」を久しぶりに読み、いい気分になる。また、小石川植物園を散策したい。