岡松和夫『断弦』を入手

月の中旬に仕事が固まってくるようだ。せっせと原稿を書く。

ひさしぶりの「ビッグイシュー」は単発で、心静かに読む物語みたいなテーマで10冊選んで解説する。選んだ10冊を挙げておく。本文は、路上販売員さんからお求めください。

ジュンパ・ラヒリ『停電の夜』(小川高義訳・新潮文庫

森鴎外高瀬舟』(集英社)から「じいさんばあさん」

カズオ・イシグロ。『日の名残り』(土屋政雄訳・ハヤカワepi文庫)

寺田寅彦『科学歳時記』(角川ソフィア文庫

堀江敏幸『いつか王寺駅で』(新潮文庫

星野道夫の文・写真『クマよ』(福音館書店

アイザック・ディネーセン『アフリカの日々』(横山貞子訳・河出文庫

ローリー・リン・ドラモンド『あなたに不利な証拠として』(駒月雅子訳・ハヤカワ文庫)

三浦哲郎『盆土産と十七の短篇』(中公文庫)

10青山七恵『ひとり日和』(河出文庫

 

「すこーれ」原稿を午前中に送付。昼は冷やしそばを作る。まだ「サン毎」が残っているが、しばらく手をつける気になれない。頭がヒートアップしております。

先日、好書会で岡松和夫『断弦』文藝春秋が買えたのが収穫。いや、岡松和夫の本なんて、見ないよ。荷風平井呈一偽書事件と破門にいたる確執を、それぞれすぐわかる変名で、平井側から描く。一方的に悪者にされた平井に寄り添うのは、岡松夫人が平井の姪、という関係もあったから。