和式で全力投球、投下。

60を過ぎて、多少図々しくなったのか、旅先で用便できるようになった。これは大進歩で、かつては、旅に出ると「小」はだいじょうぶだが、「大」がダメだった。3日ぐらい家を留守にすると便秘になったものである。

人ん家では相変わらずダメだが、駅やデパート、商業施設などの、あまり人が来ないところなら、生理現象に対応できるようになったのである。これは助かる。先日の関西行きで、京阪「香里園」駅から初めてバスで、旧片町線「津田」駅へ向かった時、やはり催して、津田駅のトイレを使った。これがなんと和式のみ、だった。駅舎は50年前に竣工したらしく、外観はそうでもないが、構内はいかにも古びている。

しかたない、和式に、いったい何10年振りか、しゃがんだがきつかった。腹が出ているのと、椅子生活に慣れ、あぐらをかいたり、しゃがんだりがはなはだ苦行である。トイレの配管につかまり、片手を前の壁について支え、ほとんどアクロバットのような態勢で何とかことを済ませた。そうか、まだ和式でもなんとかなるかと、ちょっと自信を持ったのである。変な話でごめんなさい。

ブレーズ指揮の「火の鳥」「中国の不思議な役人」を聞いている。平幕だが宇良が戻ってきてうれしい。ぼくが急に相撲を見始めたのは、この宇良が好きになったからだ。ケガ前より、一回り身体が大きくなった印象。たのしみ。

ローカル路線バスの旅が、蛭子引退以後、苦しい展開になっていて、対鉄道旅なんて番組としてそもそも成立するのか(将棋と碁、みたいな)と思っていたが、健闘している。鉄女子、村井「鬼軍曹」美樹の本気度がなみなみならず(だって負けたら泣くのだもの)、太川への対抗意識とともに番組を熱っぽくしている。私は村井の参加で、このシリーズ、息を吹き返したと思っている。録画してCMを飛ばすことは必至、だが。