透明な池からカフェ「トラモナ」へ

12月に入った。季節は冬だが、おだやかな気候。午前中、やっかいごとで電話でやりとり。心屈し、気分を変えるため外出。前から行こうと思っていた、五日市線「東秋留」二宮神社前の「モネの池」と呼ばれる、きわめて透明度の高い静かな池を訪ねる。地図を見ると、そこから1キロ歩けば、草花のカフェ「トラモナ」だと気づき、歩いていき、久しぶりに店主のUさんと喋り、音楽を聴きながらコーヒー(京都「イノダ」の豆を焙煎)を。写真も撮ったので、くわしく「オカタケな日々」に書こうと思う。

「トラモナ」に500円で中古CⅮが売られていて、パッと目についた未知のシンガーソングライター、デヴォン・スプロール(という表記でいいかどうか)の一枚をジャケ買い。帰宅後に聞いてみたが、なかなかいいです。12月は進行が早まり、通常より締め切り日が前倒しになる、と考えると、今年もそろそろ終わりかと思う。

マイクル・ℤ・リューイン『豹の呼ぶ声』ポケミスをもうすぐ読み終わる。こんな一節があって、慰められる。

「時間は一次元的で、単一の方向性をもち、それがどんなにみじめで永遠につづくように思われるときでも、人間の営みはいつか必ず終わるという信念だけに支えられて、わたしは二時すぎに帰宅した」