松本へ行くつもりが、たどりついたのは五反田

18 日(金)早朝目が覚め、よっしゃと支度してまだ暗い町を駅まで。「青春18」2回目を使って松本へ、と動き出す。いや、しかし寒いなあ。国立6時16分、高尾で松本行き普通を捕まえて10時17分に松本着の予定。八王子までの中央線で、いやに寒いなあと思ったら、前方の窓が開いている。あわてて隣り車両へ移動。すると八王子から乗ってきた老人が、ぐわしゃんと窓を半分ほど開けてしまう。「おまえら、なにやってんだ。密だろうが」という示威行動に見えたが、いやしかし、氷点下に達するような気温ですから。いや、寒かった。

この朝、山梨駅で架線トラブル発生。最初「大月」まで、というアナウンスが「塩山」に代わり、とうとう電車はストップ。9時見込みの復旧というが、それでもダイヤは乱れるだろう。乗ってきた電車が、塩山で折り返し、高尾行きになるというのでそのまま席に座り、東京方面へ戻ることに。それでも行きは、夜が次第に明けていき、朝陽が山の当たって輝くさまなど車窓から見ていたので、それはそれで満足。

車中でスケジュール帳を見て、この日南部の古書展があると気づき、五反田へ遠征。5年ぶりぐらいか。検温と氏名と電話番号を書く受付に月の輪さんがいて挨拶。一階均一のレジには「一路」さんが。結局、買ったのは一冊だったが、ひさしぶりに南部の空気を吸って、これはこれでよかったのだ。月の輪、一路と駅前の中華「亜細亜」へ昼飯をたべに。いきなり月の輪さんがビールを注文。坪内くんのこと、古書界のこと、あれこれ喋る。楽しかった。昼、陽の高いうちに帰宅。猫を腹に乗せて、ソファで眠る。