メグレ警部役はやっぱりMr.ビーンだった

23日祝日。春の陽気にさそわれて、というのは昨日の話で、本日は北風冷たし。しかも強い。昼は自分でチャーハン。午後、ふらふらと自転車で国分寺へ。「七七舎」の均一で3冊。1冊は1962年アメリカの初等(おそらく1年生)用英語リーダー教科書。絵が洒脱で美しいのに驚く。日本は戦争に負けるわけだ。もう1冊も英語絵本。あと、稲畑汀子編『ホトトギス季寄せ』三省堂。文庫より一回り小さく、横型の函入り。軽くて小さい。吟行用だろう。いつもカバンに入れて(邪魔にならず)、読もうと思う。

駅前「ジョルジュサンク」がお休み。困ったなあ。と、急に思いついて西武線西武遊園地駅へ。ここから歩いて西武園駅へ。すぐ目の前の八国山緑地をハイキングする。久しぶりだ。住宅地に囲まれた、そこだけぽっかりと木々の植わった小さな山。市民の憩いの場所。ぽくぽくと整備された土の道を歩く。少し汗をかく。しかし、気持ちはいい。いくつかスケッチ。谷口ジロー『歩く人』を久々に読み返し、あれは清瀬とか、西武池袋線エリアがモデルになっている。ぼくも上った「中里富士塚」も登場。清瀬市下清戸には有名なひまわり畑もある。これは未見。今年の夏あたり、行ってみようか。

BBC制作のミステリードラマシリーズの質の高さについて、あらためてぼくごときが言うことじゃない。うっかりシーズン1を見逃した「メグレ警部」シーズン2の2話分を視聴。すっかり堪能する。メグレに扮するのがローワン・アトキンソン。最初、あれえ、Mr.ビーンに似てるぞ、でもまるっきり印象が違うなあ(ぼくはMr.ビーンは苦手で見ていない)とみていたら、やっぱりMr.ビーンの役者だった。喜劇役者がシブい刑事役に扮するとうまくいく例は、我が邦でも伴淳三郎いかりや長介など枚挙にいとまない。