甘いもの、間食をやめると大書

朝、早起きして「本の雑誌」連載原稿と格闘中。「新宿文化」のことを書く。「浅川マキ」編の5回めで、これが浅川マキの最終回。いま一番手間と時間をかけて書いているのがこの連載原稿で、400字4・5枚という字数に、いかに多くのことを盛り込むか、苦心している。「上京する文學」シリーズ第三弾、つまりライフワークとなりつつある仕事で、書籍化されることになっているから力が入るのである。連載終了後は大幅に手を入れ、ふくらませたい。

たいていの単発原稿はよーいドン、はいゴールの約1時間内で仕上げてしまうのだが、この連載ばっかりは、うんうんうなりながら、書いては消し、立ち戻って加筆という作業を繰り返している。見開きでこの情報量は、読者にしては息苦しいかもしれないなと思いつつ、5回完結を心がけている。次回からは田中小実昌とバス、と決めて準備を始めている。どうなるかは、まだ自分でもわかっていない。それは楽しみなのでもある。

定期的な内科検診の数値が悪く、体重も減らない。甘いもの(けっこう好き)、間食を止めることとする。そのことを紙に大書し、リビングの壁に貼る。長生きしたいとは思わないが、少なくともあと数年は斃れるわけにはいかない。