爪や髪はもう伸びなくていい

午前中に「赤旗」文学館へ行こう!「川端康成記念館」編を書く。400字で約4枚書けるのだが、いつも足りない。いくつも書き洩らしたことがあり、しかし、新聞で4枚書けるのは厚遇で、これでちゃんとした原稿を書くべきなのだ。反省。

午後「青札」展経由で西荻。盛林堂へ補充、先日の買取りと先月の岡崎棚の精算金を受け取る。急に、気分は金持ちに。音羽館へも寄って、新刊書の買取りを頼む。「ちょっとお茶でも」と誘われ、広瀬くんと「物豆奇」へ。不思議な板の看板が店内に飾ってあり、聞くと、隣の「のまど」とともに、ドラマ撮影に使われた由。いろいろ古本話に花咲かせる。書けないこともあるのなり。

移動の車中ではポケミスのロスマク『わが名はアーチャー』を。なんだか眠たくなってきた。遅くまで起きてて、早く起きたからだ。帰宅して父カレーを作る。トマトペーストを隠し味に、濃いめに煮込む。しかしあまり長時間は煮込まない。香りが飛んでしまうから。ご飯も米をとぎ、炊飯器にセットする。

「pen」最新号「北海道特集」が届く。佐藤泰志について、3ページ取材もして書いた。こういうクオリティマガジンに寄稿するのは久しぶり。まあ、立ち読みしてみてください。今月、月刊誌、新聞から書評依頼あり。なんとか生き延びております。

夜、伸びた爪を切る。面倒だなあ。もう伸びなくてもいいのだが。髪も髭もこれ以上伸びなくていい。垢も出なくていい。もう細胞もすっかり入れ替わっただろうから、もうこのまま朽ちていければいい。