関東興行バス「白61」で1時間の田中小実昌体験

本の雑誌」連載次回の準備。田中小実昌について研究中。思い立って2日、石神井へ。石神井公園の「ふるさと文化館」に田中小実昌書斎復元展示あり、と検索で知り出かけたが、あるのは分館。これは同じ公園内だが少し離れている。ようやくたどりつくも、昨年で展示は終わっていた。まったくの無駄足。そこで桜台へ移動。この近く「早宮」という町に暮らしていて(最寄り駅は氷川台)、引っ越してすぐ、練馬車庫から新宿西口行きバスに乗っている。田中小実昌体験としてこれに乗る。「白61」だ。1時間かけて新宿西口へ。これは楽しいバス旅だった。「目白駅前」から同じ黒いスーツの若い女性が7~8人乗り込んでくる。みな長い髪型で見分けがつかず、綺麗な女の子たち。そうか「日本女子大」の入学式か。

新宿西口終点までいかず、一つ手前「歌舞伎町」で下車。歌舞伎町はすごい人出。西武新宿線で帰還という一日だった。石神井公園内の茶店でラーメンを食べた。味は「普通」だが、これは雰囲気がありました。

鷹の台「小平中央公園」に止めていた自転車で国分寺「七七舎」。鈴木理生『幻の江戸百年』ちくまライブラリーを買う。持っている気がしたが、売ってしまった可能性もあり、いま読みたくて買う。「七七舎」には、レジに新しいバイトの若い女の子が入っていた。「OK」でビール(発泡酒金麦糖70%オフ)とウイスキーを買う。毎回、カードの有無を聞かれ、「持ってない」と答える。そのたび「面倒だなあ」と思う。作ってしまった方が面倒はないが、あまりにカードが増えすぎるのも。いやな渡世だなあ。