ソール・ベロ―『この日をつかめ』

5月初日、いい天気。と思ったら、午後、冷たい風が吹き、大気が怪しくなる。東北ではまた地震があり、東京も長く揺れた。阪神対広島戦は雨で流れる。自転車で外出、宅急便の手配や郵便局で所用をすませ国分寺へ。「七七舎」で精算金を受け取る。おこづかいみたいでうれしい。均一で新潮文庫、ソール・ベロ―『この日をつかめ』を買う。「ジョルジュ・サンク」は久しぶりか。『この日をつかめ』の最初を初めてよむ。ニューヨーク在住のトミー・ウィルヘルムは40半ばで仕事のない元俳優という金髪の大男。悩みを隠すのに慣れている。その一日が描かれる。1955年夏、の話。父親は尊敬されている内科の権威、亡くなった母も大学出で、期待にこたえられない大学中退の学歴コンプレックスの息子として生きる。そういう話だったのか。滑稽だが身につまされます。コカ・コーラが何度も出てくる。コカ・コーラを飲んでいる若者、見なくなったなあ。

昨日スマホから送った画像が届いていないと担当編集者から知らせが。いろいろやるも解決せず。途方にくれる、といきなり「送られてきました」と返事。地震のせいか。さっぱり理由や原因が分からぬ。時代は昭和まででよかったのだ。昼はお好み焼きを作る。どうやってもそこそこうまいのがお好み焼きだ。賞味期限の切れた焼きそばをまぜてモダン焼きに。粉を少なくしてキャベツとねぎをたっぷり。ビールを飲みたくなるが自重。

このところテレビはみな録画したのを、CMを飛ばして見ることにしている。「わが心の大滝詠一」で、三ツ矢サイダーのCM(大滝詠一の音楽)が流れたが、こういうのなら何度でも見たい。CMの劣化がはなはだしい。そう思いませんか。どうした、サントリー