甲府は晴マーク

来週月曜の締め切りが迫ってきて、「赤旗」隔月連載の「文学館へ行こう」取材のため甲府へ。朝刊の天気予報で、傘マークが埋まるなか、甲府だけ晴マークがついていた。あわてて支度して急きょ出動となった。立川から特急で1時間強だから近い。あわてて出動したため、筆記具を忘れる。駅近くの「ダイソー」で仕入れ、駅へ戻りバスで美術館が同じ公園内に建つ山梨県立文学館へ。ここは公園もいい。山梨県民は幸せだ。

山梨は厳しい予防のチェック体制を敷きつつ、文学館も美術館も開館している。美術館は企画展のみ予約制で、常設展を見たがじゅうぶんに堪能する。ミレーの所蔵で有名。「種まく人」「落穂拾い 夏」の現物を見る。どこもかしこも空いていて、感染が起こりようがないと思えた。文学館、美術館、レストランと3度検温、消毒。いちいち名前、住所、電話番号を書かされたがこれは仕方ない。駅構内のカフェでも書かされたのには驚いた。「忍」の一字である。

絵を見るよろこびが、このところ増していて、コロナ禍による閉館がなければ、首都圏の美術館めぐりをしたいところだ。行きかえりの車中は、ずっと車窓を眺めていた。絵を見るような目で見ているのだ。阪神、ヤクルトにどうやらボロ負け。阪神が負けることもあるのか……と、空恐ろしい発言だ。ロハスジュニアが初めてのヒットを打ち、それがバックスクリーンへのホームラン。今日はそれでよし、としよう。