小手指の古戦場跡、そしてレントゲン

秋が深まりつつある。一年でいちばんいい季節。あちこち行きたい。高嶋修一『西武沿線の不思議と謎』(じっぴコンパクト新書)に教えられること多し。

鉄道路線のない武蔵村山市に、かつて鉄道が走る予定があった。そして多摩モノレール箱根ヶ崎まで延伸する計画があり、実現すれば、ついに……という話や、狭山線「下山口」駅を過ぎると見えるこんもりした丘が山口城の痕跡、だとか、小手指の古戦場跡など、ぜひ足と目で確かめたい。

昼、年に一度、市が実施する健康診断に赴く。心電図、レントゲン、採決、眼底検査など一通り行われる。検便、検尿も提出。市民税の恩恵を、ほとんど唯一、直接感じる例で、受けなきゃ損だと思っている。自転車で往復したのだが、行きなれた路を、帰りは初めての道をくねくねと遠回りして住宅地を抜けてみる。結果、だいたい思うところへ出てきた。

悪夢のヤクルト戦大敗から一夜明け、なんとか阪神、勝ち逃げる。満塁の勝機にタイムリーが出ないのが気になるが。まあ、勝てばいい。悪口言った大山にも謝りたい。及川、小川、大山と「O」のイニシャルが活躍したこと、同じ「O」としてうれしい。小川に初めての勝利がつき、そういえば、敗戦投手もヤクルトの小川だった。

本の雑誌」連載、QBBの「古本屋台」に、魚雷くんとともに、ぼくの登場が多いのはうれしい。今よりちょっと痩せていて、髭を生やしている頃の「ぼく」であるが。ドラマ化されて、出演交渉が来たら、ダイエットして、髭もまた生やすつもり。