「水もれ甲介」は都電荒川線ドラマ

石立鉄男主演のドラマ「水もれ甲介」が都電荒川線雑司ヶ谷界隈でロケされたと知る。それをまた、当時と現在、比較して画像をアップしている人がいる。感心するなあ。

リンクの断りがいるかどうか不明なので、以上のこと、検索してもらえればたどり着けるはずです。

昨日、サンデーで本えらび。「サンデー毎日」は4月から週3回発売に変わる。「ポスト」や「現代」がすでに、月一回合併号を作るというかたちでシフトしていた。いよいよ紙媒体の終末が近づいている。

「古書ワルツ」の外でグレン・グールドのバッハCD、なかで1980年刊『中野重治詩集』筑摩書房。箱入りクロス装のほれぼれする造本。本文活字は精興社。この本を傍らに置いて酒を飲みたい。当時2800円の定価。現在の5000円近い感じか。挟まった著者献呈の短冊に、原泉のペン書きの文章「見本刷を手にして、これくらいの活字なら楽によめるーーとよろこんでおりました。おととけいたします。 原泉」とある。中野重治は1979年夏に死去。詩集が出来上がるのには間に合わなかった。