あまりに素晴らしい「あらいぐまラスカル」

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4月に入って桜は満開、大気は冷えて寒い。桜が咲くころ、寒の戻りで寒くなることがありますね。雪が降ることも。

3月28日(誕生日)の日めくり、令和4年、平成34年、昭和97年、なんてこともわかる。旧暦では2月26日。京都裏千家利休忌。お言葉は「目は心の窓」など情報がたくさん。

このところ「テレビ埼玉」の夕方、「あらいぐまラスカル」の再放送を15分ずつ毎日録画してみている。こんなに素晴らしかったっけ。1977年に放送。作画チームに宮崎駿の名が。11歳の少年スターリング・ノースの日常、心の揺れ、友情などを描く。

新しく赴任した駅長一家のおばあさんが森で難儀しているのをスターリングと親友のオスカーが助け、駅長一家からパーティーにおよばれする。しかし農夫の息子オスカーは、父親に「柄にもないことを言うな。お前みたいな百姓のせがれがパーティーだなんて、恥をかくのがおちだぞ」と一蹴される。オスカーはあきらめ、スターリングに「お前、一人で行って、あとでどんなに楽しかったか教えてくれよ」と寂しく言う。

スターリングは「オスカーがいかないならぼくもいかない」と真っ暗な気持ちになる。その夜、オスカーの家での夕食時、パーティの一件を知り、「ぼくは行かないよ」と言う息子オスカーに母がきぜんと言う。「お前は自分の心に嘘をついているね」。「(百姓のせがれだから云々)を、神様はそんな不平等に人間を作っていない。行きなさい」と諭すのだ。このお母さん、すごいなあ。もちろんパーティは楽しかったのだ。

と、小学生の感想文みたいになってしまったが、小学生みたいに感動したのでした。あらいぐまラスカルがかわいいのだが、ちゃんと声優が声を出していて、なんと巨匠の野沢雅子。すごいね、野沢雅子。引用したセリフは正確ではありません。まあ、だいたいこんな意味のことを、という感じ。

15分というのは、本来30分放送を前後編に分けて再放送しているという意味。まだまにあいますよ。ごらんなさい。