川越さんぽ、「音羽屋」でコーヒー、文化の日だった。

11月3日快晴。少し暑いぐらい。ほとばしる埼玉県地元愛王の岩田くんと川越さんぽ。いやに人が多いなあと思ったらこの日「文化の日」で休日だった。「ブ」で待ち合わせ。探していた『梅安料理ごよみ』講談社文庫を見つけ、小さく「おお」と声が出る。あと1冊。

観光客の波が押し寄せる蔵造り一番町および大正浪漫夢通(ゲぇ!)を避け、裏路地、裏路地と散策。まだ古い建物がたくさん残っていて、足をいちいち留める。いい町だなあ。とにかく純喫茶だと、目星をつけていた音楽喫茶「アマンダ」(名前もいい)を目指すも店の前に立つと休業日。さっさとあきらめ、その近くの「音羽屋」(歌舞伎に関係あるのか)へ。入口に両開きする蚊帳が張ってある。小ぶりの、料理はない、コーヒー専門店。「T・モンジュール」590円を注文。なんじゃそりゃ。いっぱいずつ丁寧に淹れるおいしいコーヒーでした。マスターと常連客が「男はつらいよ」の話をしている。

カメラ、絵、「七人の侍」パンフレットなどたくさん展示している店。まったりして、旧川越城郭内跡地を散策。路地へ路地へと歩くと、行き止まりでまた元へ戻ったりするがかまわない。喜多院門前の和菓子屋(老舗)「紋蔵庵」でお土産(つばさかりん、川越ポテト)を買い、喜多院内を抜けていく(「どろぼう橋」の由来、楽し)。駅前まで戻り、カラオケをと思うが30分待ちであきらめ「王将」で打ち上げ。元社長暗殺の行方を案じ冥福を祈りながら(ウソつけ!)心置きなく餃子をつまむ。5時間コースとなった。裏路地と純喫茶がこれからも街歩きのテーマとなる。