つげ義春と調布

20日快晴の冬の日。散歩堂さんからお誘いをうけ、三鷹経由で調布市文化会館内ギャラリー「たづくり」の展示「マンガ家・つげ義春と調布」展を見にいく。三鷹駅ビル内で一緒に昼食。900円ランチはとんかつと生姜焼き。ランチビールを追加。このとんかつが親に話すにも恥ずかしいほどの小ささ。こういうことをして900円とって、恥ずかしくないのか。「お客さんに嫌われるぞ」と思う。

駅前からはバス。ところがあわてて乗り込んだバスが国際基督教大学が終点。しかも構内へ入っていく。おかげでキャンパス内をゆったりと散策しながら東八道路で調布行バスをつかまえる。こういうハプニングは大歓迎なり。

どでかい市役所建物内のギャラリーには、つげファンと思しき来館者が大勢つめかけていた。つげの漫画(原画を含む)と、調布の各所を同定させ、写真とともに展示。興味深く見る。いい展示だった。入場無料。1月22日まで。図録はなく、つげ義春散歩のできるパンフは無料だからぜったい貰った方がいい。

ここまできたからには調布「ブ」を覗き、散歩堂さんは梅安を大量に買う。ぼくは江戸の文庫1冊。駅前のカフェでまったりしたら、本当は「石を売る」シリーズに登場する布多天神社へ行こうとしてたが、電池切れ。「おかざきさん、いったん座ったら、もうダメですね」と散歩堂さんに言われてしまう。座るか寝るかのコロナ禍3年で、驚くほど体力、筋力が落ちている。

調布からは武蔵小金井駅行きバスに乗車。中央線に戻ってくるとホッとする。明日はお楽しみが待っている。文春文庫の矢野誠一落語エッセイを順に再読中。おんなじ話もあるけどね。安心して読める。