オリエンタル・マースカレーは黄色く甘いカレー

終日、家にひきこもる。「記すことなし存在した」(『嘔吐』)である。

駅でもらった「秋田 内陸線の旅」という旅ガイドを見る。昨年、「大人の休日」で大曲から奥羽本線には乗ったが、角館と鷹巣を結ぶ「秋田内陸線」は未乗車。そうか、田んぼアートで有名な路線か。知らない駅名が多い。「笑内」は「おかしない」と大阪弁みたいな読み方。

阿仁合(あにあい)」という駅の紹介ページに「阿仁合の本やさん」という、無人による古本屋が紹介されている。寄贈された本に値段をつけ、客が各人で箱に代金を入れる方式らしい。青く塗られた平屋の建物も感じよし。ちょっと心が動いたが、新幹線で角館経由でも5時間以上かかる。二の足を踏むなあ。阿仁合は炭鉱で栄えた町というから、たぶん建物など、繁栄の痕跡が見られるだろうけど。

「カルディ」で「オリエンタル・マースカレー」を発見。懐かしいパッケージについ手が出て、父カレーを作る。黄色く甘いカレーは、新潟「万代バスセンター」のカレーを思い出す。いや、そっくりの味です。50年以上ぶりの再会であった。「ハヤシもあるでよ」のCMはこれか。写真に撮ったので、「オカタケな日々」に書くかもしれません。