2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

120冊にサイン、イラスト、落款入れ!

少し冬の気配を感じる秋の日。あいかわらず、新潮文庫の『西脇順三郎詩集』を拾い読み、秋には西脇が似合うと思う。西脇の詩には、ひんぱんに植物の名が出てくる。とくに花に疎い私は、それがどんな花なのかわからない。で、出てくるたび、ネット画像で検索…

映画「花の中の娘たち」の梨農家は登戸(宿河原)か。

ユーチューブで山本嘉次郎『花の中の娘たち』(東宝・1953)を、最初の30分ぐらい見る。最初、多摩川に架かる小田急の鉄橋が映り、その対岸で梨を作る農家の話。ナレーションで、この時まだ、多摩川を人が渡る橋が付近になく(渡し船があった)、そのため東…

廃線なった砂利運搬鉄道「安比奈線」跡探索

西武線について書いた本(辻良樹『西武鉄道』洋泉社)を図書館で借りたら、面白くておもしろくて、西武線に乗りたくなる。西武新宿線、本川越の一つ手前「南大塚」に、かつて入間川から砂利を運ぶ「安比奈線」があり廃線となったが、痕跡が残っていると知り…

ドラマに刻まれた廃線「屋代線 綿内駅」

昨日、秋の晴天、暖かい一日。夕方、西荻「粉屋時次郎」で、w夫妻主催による、西荻会があり、それにあわせ動く。まず高円寺西部会館即売会へ。数冊買う。ここで散歩堂さんと待ち合わせ、ともに西荻移動。ちょっと早く着いて、お茶でも。「それならどんぐり…

国分寺から武蔵小金井放浪

今日23日が雨、と分かっていたので、貴重な晴れ間の昨日、昼前から外出。自転車でまず国分寺「七七舎」へ。4冊買う。ひさびさに「フジランチ」で昼食。12時前に入ったのでなんとか座れる。Āランチ730円。「ジョルジュ・サンク」でコーヒー500円。タバコ3本…

「オカタケな日々」38アップ

https://www.shunyodo.co.jp/blog/2020/10/okatake_38/ 「オカタケな日々」38がアップされました。よろしくどうぞ。

植田実『真夜中の家』と鯨井勇「プーライエ」と東孝光「塔の家」

ベッド脇に小さな本棚を置くため、周りの堆積物を片付ける。下になった本や雑誌はゆがんでいる。ゆがんだ本は元通りにならない。植田実『真夜中の家』が掘り出されて、これは頑丈なので、多少のゆがみや傷はあるが読める。そして読む。これは児童文学や建築…

四六時中、浅川マキ

次号「本の雑誌」から、連載「憧れの住む東京へ」が新しい章に入り、浅川マキの上京と東京を取り上げると決めている。そうなると、四六時中浅川マキのことを考えることになる。この「四六時中」考えることが大切だ。そうすることで、遠い存在が近づいて、何…

青柳いづみこ『阿佐ヶ谷アタリデ大ザケノンダ』平凡社

ピアニストで文筆家の阿佐ヶ谷在住、青柳いづみこさんの新著『阿佐ヶ谷アタリデザ大ケノンダ』(平凡社)が出た。いにしえの阿佐ヶ谷文士のことから、現在の町の様子まで資料と体験を通して、ことこまかに描かれている。なんと、このカバーイラストと、章扉…

映画「つぐみ」の舞台、西伊豆松崎へ

13、14と1泊2日で、伊豆へ家族旅行をしてきた。海が見える高台のホテルでごちそうを。家族旅行なんて20年ぶりぐらいか。ずっと自転車操業で、経済的余裕がまったくなかった。ベルギー旅行(単独で知り合いたちと)なんて、あれは18年前ぐらいかと思うが、よ…

真夜中の締め

「本の雑誌」11月号(「特集 出版で大切なことはすべてマンガで学んだ!」)が届く。ということは原稿締め切りの時期だ。「憧れの住む東京へ」の洲之内徹編第11回目を書いて送付。これで洲之内編は終了。長く引っ張り過ぎただろうか。それでも十分書けたとい…

「鉄」を注入

台風接近にともなう止むことない長雨に閉じ込められて、家を出ない数日があった。ずっと本を読み、テレビやユーチューブで「鉄道」ものを視聴していた。鉄兜をかぶったように「鉄」が注入された。 初めて知ったBSTBSの「鉄道・絶景の旅」に魅せられる。…

オカタケな日々37

https://www.shunyodo.co.jp/blog/2020/10/okatake_37/ 「オカタケな日々」37がアップされました。銚子行きのこと、島木譲二、チャーハンについても書いております。 秋の雨である。

マット・スカダー『暗闇にひと突き』にディラン・トマスが

昭和初期の20歳の文学青年の日記に感化され、彼が生まれ育った呉市倉橋のことが気になる。各種観光ガイド本では無視される地域。図書館で『広島県の歴史散歩』を借りてくる。ここには倉橋の記述がある。万葉集の遺跡がある由緒ある歴史を持つ町だと分る。行…

呉市倉橋在住の昭和2年に20歳の男性の肉筆日記研究

うかうかしていたら10月か。月がきれい。2日、盛林堂で少し補充と清算。先月の売り上げはほとんどないと覚悟していたら、それなりにいい。助かった。高円寺「西部展」へ。あれこれ1400円買う。なかに昭和2年に20歳男性の個人の肉筆日記あり。名前も住所もな…