2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

簡素で美しい文章を

録画した映画『若草物語』1949年MGM、マーヴィン・ルロイ監督版を観る。1933年版のリメイクで、以後、何度か映画化されているはず。ほかを観ていないのになんだが、これがたぶんベスト。だいたい5回は泣きます。内気なベスに近所の老紳士からピアノを贈られ…

茶を点てる刑事

「新小説」連載の対談、奥泉光さんとの「漱石」話、第三回のテープ起こしに手を入れ、構成して送る(400字約10枚)。昨日は、「読書人」から依頼された矢崎泰久『タバコ天国』の書評を送付。反時代的な内容だが、すこぶる面白い。副流煙の害うんぬんはあるに…

善行堂倶楽部って何?

ずっと気になりながら、ツィッターをやらないので動向が分からなかった、京都古書善行堂。アクセスして6月から再開、と知る。よかった。この長き休業を、善行のことだから無駄にはしないだろう、と思ったが、善行堂倶楽部という試みを始めていた。つまり、…

リモート対談、疲れました。

じつは、いまだにどういう仕組みかわかっていないのだが、リモート出演による、村井康司さんとの対談を、ついさっき終える。慣れないことゆえ、勝手がわからず、途中画面が消えて退出してしまう。復帰に手間取り、不在の時間ができてしまう。その間、村井さ…

マスク、迷走

春陽堂ウェブ連載「オカタケな日々」㉗がアップされました。一回分丸々使って、童謡「赤とんぼ」にまつわるエピソードと考察をしております。もし、単行本化されるとしたら(そのつもりで書いている)、こういう回があってもいいかと。 https://www.shunyodo…

階段からサルベージ

昨日、雨に閉じ込められて、終日家にこもる。本が読めてしかたがない。荷風とその関連に丸谷才一に司馬遼太郎に、関川夏央『子規、最後の八年』に、パヴェーゼに、とめちゃくちゃだ。もちろん書評用の本も読む。一日に三冊は、分量として読んでいるだろう。…

荷風に目覚めた五月

あいかわずのステイホーム。楽しみはスーパーへ自転車で買い物へ行くぐらいか。昨日は夕方、さんぽ。永島慎二『その場しのぎの犯罪』で、主人公の泥棒・丸井太郎が殴られ心神喪失状態に。目覚めた時、いきなり木彫りの天才となるが、一人、籠る小屋が小平市…

昭和十年代、秋田県湯沢のアルバム

夏のきざしあり。日が落ちると涼しくなる。書くことがない、存在した。 あいかわらず、よく読み、よく聴き、よく見ている。お隣の実直なサラリーマンと道で挨拶。「ステイホームですか」「そうなんです。やることなくて」「ぼくは前からステイホームで、一緒…

宇宙遊泳する気分

NHKFM「世界の快適音楽セレクション」(コロナ禍で再放送)を聴きながらの玉川上水さんぽ。6000歩超え。「グ」で買い物して帰る。ここはレジ、並んでも2,3人だからいいわ。 鈴木勲「AKO'S DREAM」を聴く。これは好きなアルバムだ。若き日に、山本善行の下…

「オカタケな日々」26更新

春陽堂書店ウェブ連載「オカタケな日々」26が更新、アップされました。 https://www.shunyodo.co.jp/blog/2020/05/okatake_26/ ロス・マクドナルド『ウィチャーリー家の女』(ハヤカワミステリ文庫)が、蔵書の地層のなかから発掘される。もちろん読む。娘の…

ロス・マクドナルド『地中の男』を読む。

「雨の日と月曜日は」の雨の月曜日。6時起き。空気はひんやりとしている。ひさしぶりにデューク・ジョーダン「フライト・トゥ・デンマーク」を聴く。これはよく聴いた。ジャズ喫茶でもよくかかっておりました。 午前中に「赤旗」連載「文学館へ行こう」8回…

ハードボイルドだど。

5月か。NHKFMのゴンチチを聴きながら、玉川上水さんぽ。いや、犬を連れた人やジョギングする人、夫婦づれなど、たくさん歩いている。汗ばむ陽気となり、Tシャツ姿の人も。 壁の時計が止まったままだ。5分ぐらい進んでいたが、電池を入れ替えるとなると、ち…