鬼畜1978

BS松竹東急で、「砂の器」「鬼畜」と続けてみる。いったい何回見るんや。どちらも父と子の物語。おいおい泣く。「鬼畜」は東武東上線「男衾(おぶすま)」「川越市」の両駅登場。映画の「男衾」駅は木造屋根の平屋寒駅だが、現在は建て替わっている。「川越市」駅も改築されたが、駅周辺の雰囲気は今も残る。

いまは観光地となった蔵の街「川越」だが、1978年の映画公開当時までは寂れ、「蔵造りの街並みを守ろう」の横断幕が見える。地域有志と商店会の努力で、現在の姿が守られた。「鬼畜」はその契機になったのではないか。

子ども3人を連れ、小川真由美がラーメンを食べる食堂「勝山」(「時の鐘」が見える)は、現在「大山勝山」の名で食堂を続けているという。驚いたな。まるっきり面影は残らなくても、「男衾」駅では一度降りてみたい。

死ぬまでに、短い話でいいから、父と息子の話を書いてみたい。