風が強い日だった。

風が強い日。午後、自転車で外出を試みるも危険を感じ断念。近くに畑があるが、砂が舞い上がりスクリーンを作り、前が見えない。「風に吹き上げられた埃の中」の春の嵐である。『望星』4月号が届き、カウリスマキ『枯れ葉』について書いている。見本誌が届い…

「スウィッチ」ようやく届き、あれこれ考える。

今日は「すこーれ」連載。井伏鱒二「屋根の上のサワン」について書く。 財布紛失で止めたカードの復活により、アマゾンにて注文ができるようになり(といっても1年に1回もしないが)、ようやく「スウィッチ」の「パーフェクトデイズ」特集号が届く。興味深く…

冷たい雨に閉じ込められて、たくさん仕事をする。

本日は冷たい雨のおかげで、完全に家に閉じ込められ、おかげで3本、原稿を書く。 「愛書狂」(白水社)は、『構造と力』『百年の孤独』など、大物の文庫化の話。 「高校教育」連載コラム「名言」は「パーフェクトデイズ」から「こんどはこんど、いまはいま」…

2日連続のトークイベントで沈没

暦の上ではもう春なのにまだまだ寒い日が続く、と風の「暦の上では」で唄っている。 9日(土)は東京堂で『古本屋台2』トークイベント第二弾。久住兄弟に加え、実在する登場人物としてぼくと魚雷くん。古書店経由、「ぶらじる」でコーヒーを飲み会場へ。60名…

そんなことを言いだせば、

www.shunyodo.co.jp ここに「ふくらむ読書22」をふたたび貼り付けるのは、読み返すと事実誤認があったから。たとえば「60~70年代のロック」と書いたが、じっさいは「70~80年代」とするべきだろう。チューハイを1杯というのも、最後、テーブルに千円札と小…

ふくらむ読書22は「パーフェクトデイズ」、奇しくも。

www.shunyodo.co.jp 西部古書会館「book&A」展経由で吉祥寺。「パーフェクトデイズ」に感動した三人(亀戸から曳舟へロケ地巡りをした)で、一緒にもう一度、映画を見ようと「オデヲン」に集まった。一度見た映画をこんなにすぐ二度見するのは初めてからも…

大声で伝えたい、小声書房のイベント

3月10日埼玉県北本「小声書房」のトークイベントですが、ぼく、時間を間違え午後1時半としましたが、1時(13時)でした。13~15時予定。予約、お問合せ等、「小声書房」へどうぞ。参加者全員に粗品プレゼントつきです。たとえば、戦前らしき松島の絵葉書8枚…

あれ、財布がない!

あらら、2月は「小」の月でこれで終わりですか。「曇りガラスの窓を叩いて 君の時計を止めてみたい」は吉田拓郎「春だったね」でこの時期、自転車をこぎながらいつも歌っている。 27日は、散歩堂さん、それに元「毎日」のMさんと、『パーフェクトデイズ』に…

みんな、何考えて生きてるんやろ

24日、夜。西荻「今野書店」地下イベントスペースで、Q.B.B.久住兄弟と『古本屋台2』刊行イベント。実在する登場人物として荻原魚雷、岡崎武志両名も登壇。頼まれもせぬのに司会進行を務める。ほかのレギュラーのキャラクターにも実在するモデルがいるのかと…

みんな、何考えて生きてるんやろ

24日、夜。西荻「今野書店」地下イベントスペースで、Q.B.B.久住兄弟と『古本屋台2』刊行イベント。実在する登場人物として荻原魚雷、岡崎武志両名も登壇。頼まれもせぬのに司会進行を務める。ほかのレギュラーのキャラクターにも実在するモデルがいるのかと…

ふくらむ読書21公開

www.shunyodo.co.jp ずっと雨、夜、父「おでん」を作る。こんにゃくを入れ忘れた。おでんは要するに鍋なので、ねぎを入れてみる。 3日ぐらいかけて、「望星」連載「ワンコイン6」を書く。方針はあるものの、毎回、方向性は定まっていなくて、苦労する。400…

「パーフェクトデイズ」のデイズ

雨の日と月曜日は誰の心も暗くなる、とカーペンターズは歌ったが、今日は雨の月曜日。「古書組合」ウェブに書いた『昨日も今日も古本さんぽ』についての文章、ゲラが上ってきてすぐ返す。400字5枚くらいか。先日、盛林堂へサインの追加をしにいったら、小野…

北本「小声書房」で今年初トークイベント

URLが以下に変更されました。 https://kogoeshobo-2.peatix.com/ 埼玉県「北本」にオープンした新刊+古書の店「小声書房」に縁ができて、『古本大全』と『昨日も今日も古本さんぽ』発刊を記念したトークをやらせてもらえることになった。仲介してくれたのが…

締め切りのトンネル

午前に「赤旗」試写室、NHK『舟を編む』第一回試写の原稿を書いて送付。今週続いた締め切りのトンネルを抜けた。あとは週明けまでに「望星」と「ふくらむ読書」。 昨日は、「潮」と古書組合ウェブの両方に『昨日も今日も古本さんぽ』について書くとう、なか…

今だけ無料「わんわん忠臣蔵」

www.youtube.com 東映シアターオンラインで期間限定で無料公開されている映画。「わんわん忠臣蔵」が公開中。ぼくが最初に感動した映画だ。のちDVDも買った。ぜひ、ご視聴ください。

今だけ無料「わんわん忠臣蔵」

www.youtube.com 東映シアターオンラインで期間限定で無料公開されている映画。「わんわん忠臣蔵」が公開中。ぼくが最初に感動した映画だ。のちDVDも買った。ぜひ、ご視聴ください。

「ふくらむ読書」20公開 「山びこ学校」のことあれこれ

オカタケの「ふくらむ読書」【20】山びこ学校|春陽堂書店|明治11年創業の出版社[江戸川乱歩・坂口安吾・種田 www.shunyodo.co.jp「 山頭火など] 先日の大雪、あんがい溶けるのが早く、路肩にはまだ汚れたのが固まっているが、道路の大部分は自転車で走れ…

雪でした。

もう2月か。昨日5日(月)は早起き。午前中に渋谷NHKへ。「赤旗」のテレビ評の仕事で、連続ドラマ「舟を編む」試写を見る。これは面白いし面白くなりそうだ。昼はNHK社食で洋ランチC。チキンソテー610円。ふつうにおいしい。トレーを持って並び、前の人がど…

「想い出づくり」に「岡崎」と「武志」が

ぽかぽか陽気の午後、国分寺「七七舎」へ。5冊買って「ジョルジュサンク」でコーヒー。「おいしいコーヒーねえ、気に入ったわ。このへんじゃ、おいしいコーヒー飲ませるところないもの」という老女と店主の会話で、同店が開店して39年と知る。 「七七舎」入…

「想い出づくり」、最初はトランジスタラジオだった。

先日の「オカタケさんぽ」山田太一本郷編で、参加した女性から、BSーTBSの「想い出づくり」再放送、週一と思ってたら、毎日やってますよという。なんだ、1と2を見て、もう、5回ぐらいまで進んでいるのだった。あわてて「5」から録画。 「2」で、柴田恭兵…

あれよあれよと木金土。

25~27日、あまりにいろんなことがあって、怒涛のように過ぎていく。ちょっと振り返る気もしない。正式には27日発売の盛林堂書房刊『昨日も今日も古本さんぽ』の事前予約340冊を、2日がかりでサイン・イラスト・落款を入れ(ちょっと無茶やで、と思いつつ)…

本郷さんぽ、新刊200冊サイン。

昨日祝杯用にコンビニで買った「オールドパー シルバー」ポケット瓶(200ml)、1000円近くしたが、まだ残っていて、香りとこくを楽しんでいる。これはいい買い物をした。レギュラー瓶だと、ついつい飲みすぎるから、意外にポケット瓶はいいかもしれない。…

ふくらむ読書19公開 中里恒子『歌枕』を読む後半

www.shunyodo.co.jp 昨日24日は吉祥寺。「アップリンク」でカウリスマキ『枯れ葉』を見る。このところ、録画しDに焼いた過去の作品、たてつづけに4本ほど見て、第二次カウリスマキブーム。ぶっきらぼうに見せて繊細、不器用なラブストーリー。犬がいい味。奇…

冬の一日。あれこれ、動く。

本日晴天。運動不足解消プロジェクト(というほど徹底していないが)で、拝島から福生まで歩く。1万歩。2時間半の行程。いや、疲れました。途中バスをつかまえようとしたが、地図にあるバス停見当たらず、見つけたら一時間に一本と使えない。けっきょく歩き…

『昨日も今日も古本さんぽ』ついに今週、盛林堂書房から刊行されます。

部屋片づけの所産で、「白い扉」絵画展会場で流すためのCD20枚ほどを入れた袋を発見。いま、死蔵された音を聞いている。え、こんなの買ったか、というものも。 盛林堂の小野さんから電話。25日に印刷所から『昨日も今日も古本さんぽ』が入荷されるという。事…

うなぎの革製品の店って?

これからもっと寒くなるのか。じつはまだ、凍えるような寒さはこの冬、経験していない。夏の暑さは耐えがたく、これなら冬の方がいいと思える。 木曜、午後、前田くんと散歩堂さんが来宅。収拾のつかなくなった地下書庫の整理を手伝ってもらう。というより、…

朝日「折々のことば」に登場

今朝の「朝日新聞」1面、鷲田清一さんのコラム「折々のことば」に、拙著『人生の腕前』から「何事も、苦難の解決法は自分の中に潜んでいる」を引用、紹介された。木山捷平の章からだが、へえ、そんなこと書いたのか。木山捷平の人生を見つめ、引っ張り出され…

均一祭、2日で38冊を買う。買いすぎだろう。

晴天つづく。少しずつ仕事も始動。「本の雑誌」連載、午前中に原稿を送ったら、午後にゲラが。大幅に字数が不足であわてる。 西部古書会館均一祭、昨日が100円で、本日ラストで50円。50円で24冊は買いすぎか。それでも1200円。ずしりと重い。 昨日、目をつけ…

ふくらむ読書18公開

www.shunyodo.co.jp 本日、目覚ましかけて早起き。午前10時からの、年二回「戸山平成会」の講義に出かける。ひさびさのラッシュアワーで、新宿までとうとう座れず。 事前に送ってコピー配布された資料をもとに話すが、急きょ、八代亜紀死去の話から、「スタ…

今年もよろしく、と爪痕を残す。

3年ぶりぐらいになるのか、本の家に住む知人宅リビングで、映像を見ながら飲み食いし談笑する集まり「ネギシアター」(これはぼくの命名による)を少人数で本日再開。今回は山田太一を偲ぶ会となる。 家に戻ると、なぜか岩波の雑誌「世界」が届いていて、そ…