「パーフェクトデイズ」のデイズ

雨の日と月曜日は誰の心も暗くなる、とカーペンターズは歌ったが、今日は雨の月曜日。「古書組合」ウェブに書いた『昨日も今日も古本さんぽ』についての文章、ゲラが上ってきてすぐ返す。400字5枚くらいか。先日、盛林堂へサインの追加をしにいったら、小野くんが、いくつか電話、手紙がきて、なかに「泣きました」という読者がいたそう。泣くような本じゃないが、好評のようでうれしい。在庫もあと100冊。3月、「潮」にもエッセイが載るし、いくつかイベントで告知もできるので、3月中に在庫が捌けるかもしれません。

「パーフェクトデイズ」に感銘を受け、その余韻あり。先に見て感動を伝えてきた散歩堂さんと、ロケ地下町さんぽをしようと計画。まずは亀戸天祖神社へ行きたい。この裏に平山(役所広司)が暮らすアパートがあるという設定で、じっさいに現物がある(自販機は映画用らしい)。

「ふくらむ読書」に書こうと思い、少し調べる。そうか、カメラ屋の不愛想な主人は柴田元幸か。どこかで見たようなとは思ったのだ。田中泯もクレジットで知る。ネコばあさんが研ナオコはわかった。石川さゆりを伴奏するギターがあがた森魚、これもわかった。松金よね子は気づかなかったなあ。

 

平山の趣味に小さな陶器に木の苗を育てる(盆栽までいかないか)というのがあり、さっそく影響されて、さっそく「ダイソー」へ行き、買い物してまねする。以下、散歩堂さんに送ったメールのコピペ。

「100均は使えるなあ。小さな湯飲み3個、小さなシャベル(可愛いの)
スプレー、植物用の栄養液、小型横長の木のボックスを買う。
レジが長蛇の列で、後ろから「あ、あの人、パーフェクトデイズ見て、
さっそく真似している」と思われそうであわて、湯飲みを一つ落として
割ってしまった。帰り、畑から雑草と苔を採取。さっそく地下の窓ぎわに
設置しました。木の苗を買ったほうがいいか。まあ、どうせ飽きるけど。
今は楽しい。700円で。
いちおう●●日午後あけておきます。雨じゃなかったら動きましょう。
午前雨でも午後上ったらゴー。散歩堂さんのリードで島田も揺れる、
もとい動きます」