八高線途中下車さんぽ

30日、青春18を使って八高線さんぽ。私にとって、いちばん身近でローカル線の醍醐味を満喫できる路線だ。まだ降りたことのなかった「寄居」「越生」で周辺ミニ散歩する。「寄居」では鉢形城跡公園を散策し、ジュークボックスのあるレトロ喫茶「横浜屋」へ立ち寄る。中華店でもあり、次々と男性客が来て冷やし中華を頼んでいた。「越生」では古いガイドブックで見つけた「岡崎薬師」へ。観光案内所に、そのためだけに東京から来た、と言ったら驚いていた。越生太田道灌と渋団扇の町なり。

八高線を、「青春18」で以後も降りたことのない駅で降りていきたい。全駅下車をめざす。退職すれば散歩堂さんがつきあってくれるだろう。

八王子へ戻ったらまだ明るくて、「佐藤書店」「むしくい堂」へ。「佐藤」さんでは、店内何カ所かにマンホールがあることを、初めて知る。「むしくい」では逸見猶吉詩集を1000円で。1万3000歩のさんぽとなる。さすがに「歩いたあ」感があり。

31日夜は牧野伊三夫邸に10名以上があつまって、「四月と十月」50号の発送をしたあと酒宴。同人でないぼくは酒宴から参加。終電をにらみつつ、少しずつ抜けて、いつも通り、近隣のMさんとぼくだけが残る。牧野さん沈没し帰る。牧野さんの親和力と、多数をたばねる村長のような度量はぼくにはない。いつも感心する。

今週は雨模様。一気に桜が開花していく。オカタケ散歩の4月6日ごろ、満開ではないか。予想していなかった事態に。

池波「剣客商売」読み継ぐ。