オカタケな日々78更新

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昨日、午前中に「サンデー」原稿をアップして外出。散歩堂(あちこちから声がかかったのに、ぼくの頼みを優先)を誘い、八王子放射路の古本まつりへ。「ほし野」でとんかつ、エネルギーを注入。とにかく長いワゴンの列が続き、うまく配分して見ないと、途中で倒れてしまう。田中小実昌『天国までぶらり旅』は海外旅行の小説が中心だが、日本のもあり。330円。財布をみたら5000円と1万円札しかなく、悪いなあと思いながら藤井里望くんがいるレジに行くと、「5000円が不足しています」と張り紙が。「5000円しかなくて悪いなあ」とわざと言うと、「いやあ、助かります」と里望くん。ほか、宇野千代・中里恒子『往復書簡』講談社文芸文庫が220円。3冊100円までたどりつくが、これがなかなか買えなくて汗をかく。

放射路近くの花柳界の残影黒塀を見て、ジャズ喫茶「さくらや」でまったりしようと思ったら、この日ライブで満席。散歩堂さんが、向いにジャストの昭和喫茶「サントス」を発見。いやあ、ここはいい店だわ。おしぼり、灰皿、アイスコーヒー400円と申し分なし。一度座ると立てなくなるが、なんとか立ち上がり夢美術館「月岡芳年展」へ。65歳は半額(400円)となり、それを行使する。展覧会は木版だが、みごたえあり。見てよかった。常設の鈴木信太郎もいい。

「むしくい」へこのあと寄ったら、たくさんお客さんがいる。繁盛しているなあ。

安藤元雄詩集『船とその歌』500円とピアノトリオのジャズCD1000円をジャケ買いする。高橋くんと久しぶりに言葉を交わす。「繁盛しているじゃない」と言うと、「いやあ、たまたま岡崎さんがいる時に」と。客を呼ぶ古本魂は生きておる。田町の赤線跡を見て、八王子駅前の居酒屋で打ち上げ。繁盛しまくりの人気店で、戦場の兵舎の食堂みたい。出たらまだ明るく、国立へ移動してひさしぶりに散歩堂さんと2時間カラオケ。いやあ楽しい一日でした。土曜は新潮講座の残党による文学さんぽ。