2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『サラリーマン随筆』に驚くべき高値が!

昨日、もう5回めか6回目か、岡崎武志蔵書環境改善プロジェクトで、盛林堂小野+古ツアチームに来てもらう。今回が出した量としてはいちばん少なくて、400~500冊ぐらい。積みあがった本の山に隠れていた雑誌類(芸術新潮ほか)をどかっと出したがこれはほ…

誕生日と石原吉郎

3月28日朝、64回目の誕生日を迎える。さして感慨はない。夜、「四月と十月」144号完成、発送を半ば終えた牧野邸へ招かれ、小宴。牧野ジュニア、もうかたことながらよくしゃべるように。「おかぁさん」ほか、「まめ」「はくさい」「のり」「かんぱい」などの…

ドタバタと関西行脚

2泊3日で関西へ。「赤旗」文学館へ行こう!の取材で茨木市「川端康成記念館」を訪問。京都へ。京都へ移転した母を見舞う。そして善行堂。このところの買取りに、ずいぶん拙著が紛れ込んでいることはツィッターで知っていた。なんだか自分の蔵書を見ているよ…

3月が飛ぶように過ぎていく

大阪へ行く用事(仕事)があって、それはすぐすむことなので、どこか行くところはと思案し、織田作之助の上町台地を歩こうと画策。じつは、未踏のエリアなり。「蛍」「アドバルーン」など再読。この抒情性を排した、乾いた人生を一筆書きするスタイルはほか…

中谷宇吉郎『寒い國』挿絵は柳瀬正夢

昨日は「サンデー毎日」のレギュラー原稿。今日は、急きょ、ひさしぶりに入った「赤旗」のテレビ評の原稿を書く。NHKで放送されるドラマ「流れ星」をDVDで見て、即書く。30分ぐらいで書いた。印象が薄れないうちに。松坂慶子主演。明日も1本締め切り…

甘いもの、間食をやめると大書

朝、早起きして「本の雑誌」連載原稿と格闘中。「新宿文化」のことを書く。「浅川マキ」編の5回めで、これが浅川マキの最終回。いま一番手間と時間をかけて書いているのがこの連載原稿で、400字4・5枚という字数に、いかに多くのことを盛り込むか、苦心し…

「溜り場の妖精」ふたたび

大相撲春場所初日が始まり、もう5時過ぎから飲酒しながらの観戦。4場所連続休場明けの白鵬に注目。相手は先場所優勝の大栄翔。5分5分かと思ったが、なんとか寄り倒しで勝つ。よかったんじゃないかな。今場所は白鵬の優勝が見たいです。あの「溜り場の妖精…

雨と風と雷の墨東さんぽ

よりにもよって雨の日、しかも天気予報では午後からやがて小雨、曇りになるというのが大外れ、すごい雨、すごい風の中「新潮講座」曳舟から鳩の街、白鬚橋、旧玉ノ井、東向島を歩く。大変な目にあった。このところ、私の行いが悪いのか、「新潮講座」悪天候…

オカタケな日々48が更新公開されました。

https://www.shunyodo.co.jp/blog/2021/03/ www.shunyodo.co めったにそんなことはないのだが、昨日締め切りだった「サン毎」をやりきれず、今日、午前中に集中して書いて送付。中川五郎さんが新訳したフィリップ・ロス『グッバイ、コロンバス』を巻頭に書く…

ドラマ版『歩く人』にがっかり

9日くもり。朝から準備して、午後曳舟へ。新潮社新潮講座担当のMさんと待ち合わせ、13日実施の「新潮講座」吉行淳之介『原色の街』を歩く、の下見へ。久しぶりに「鳩の街」商店街を歩く。かつて赤線があった。15年前ぐらいに訪ねたときは、まだそれらしい建…

新しく美しい読書のかたちを示した山本善行撰『どんぐり』

午後から丸半日かけて、某誌の佐藤泰志ページ4ページを仕上げる。キャプションの量が本文より多く、細切れの文章をたくさん作る必要があり、非常に疲れる。こういう雑誌ライター仕事はひさしぶり。20年前は毎日、これを繰り返していた。さすがに年を取った…

岩橋邦枝『評伝 野上彌生子』がおもしろい。

一日「dry」で、二日続けの「wet」。ちくま文庫の棚、整理していて『中川一政文選』所持していることに気づく。なんだ、持ってるじゃん。6日西部「愛書会」で『中川一政全文集』第五巻(中央公論社)を買う。200円だった。『中川一政文選』の元本、筑摩叢書…

ちくま文庫と中川一政

「dry」破れて2日続きの飲酒。口ほどにもない。4日は午前から西荻、「こけし屋」でちくま文庫の担当Kくんと打ち合わせ。6月刊行を予定に、野呂邦暢の『愛についてのデッサン』+ぼくが5編ほど短編を選んだ作品集を作ることになる。これが売れたらもう一冊…

ボロボロの「吉田拓郎楽譜全集」にまた触れて

昨夜もdry。ううん、驚いたなあ。この1週間で2日ぐらいしか飲酒していない。もう30年近く、1年364日ぐらい飲んでいるから、風邪でダウンした以外は、こんなこと初めて。飲まなきゃ飲まないで、夜も眠れるのかと。これは発見であった。べつに断酒するつもり…

3月である。

あら、3月ですか。誕生月である。某誌の佐藤泰志取材で、函館「アイリス」の菅原さんとひさびさ、電話で喋る。なんと、佐藤泰志原作の映画化第五弾「草の響き」を制作中だという。菅原さんも、聞くと3月の生まれ。今年65というからぼくより一つ上だ。「また…