『サラリーマン随筆』に驚くべき高値が!

昨日、もう5回めか6回目か、岡崎武志蔵書環境改善プロジェクトで、盛林堂小野+古ツアチームに来てもらう。今回が出した量としてはいちばん少なくて、400~500冊ぐらい。積みあがった本の山に隠れていた雑誌類(芸術新潮ほか)をどかっと出したがこれはほとんど値がつかないだろう。作業もあっというまに過ぎ、リビングで3人で雑談。世間話などしない。純潔「古本」話である。先日の「彩の国」古本まつりが、かつてない盛況で、史上最高の売り上げだった由。「日本の古本屋」の売上高がぐんぐんあがり、コロナ禍の意外な影響を思う。家にとじこもる古本者のガス抜きであろう。

リビングにあった司馬遼太郎福田定一名義『サラリーマン随筆』、驚くほどの高値で買い取ってくれる(400~500冊の買取価格よりはるかに高い)というので手放すことに。『ミコのカロリーブック』とともに岡崎古本話鉄板ネタの両巨頭で、ずいぶんネタにさせてもらったし、もういいかと。JR天満駅近くの古本屋店頭均一で100円で抜いたもので、その鉛筆書き値段もそのまま残してあった。

今回、本棚の移動等で気力を失い、まだ書斎エリアにわだかまっている本が多数ある。これを思い切って次回、処分すれば、かなりいい環境になりそう。また、買ってしまいそうですが。