なごやか文庫古本市で空振り三振、中央線展は買えます。

せっかく、小山力也くんを誘い出して向かった昨日の東村山「なごやか文庫」古本市だったが、すっかりあてがはずれた。実用書と読み物、あと大量の時代小説文庫、そして新書。世の中に、これほど多く、自分とは関係のない本があるのかと。目がつるつる滑ってシオシオのパー。100円のCD2枚。フランキー堺とシティー・スリッカーズ。そして小沢昭一先生の放浪芸ベスト。文庫3冊(1冊10円)を拾って白旗を揚げる。頭に描いていた、従来の「なごやか」古本市とまるで違う。「だまされた」と言ってる客あり。いや、だましたわけではなかろう。

本当はもっとガンガン買って、東村山で戦利品を前に小山くんと食事と思ったが30分で沈没。このままでは終われないと、小山くんは電車、ぼくは乗ってきた自転車で国分寺「七七舎」で待ち合せ。昨日行ったばかりだものな。ちょい買い。均一を補充していた店主北村くんに「なごやか文庫」古本市の話を。「CDがちょっとええんや」と2枚見せると「お、いいじゃないですか」「そしたら買ってくれる?」「買いますよ、2枚で500円でどうですか?」「それなら家で聞くわ」と。

たそがれの純喫茶「リオ」で昼食とコーヒー。小山くんから古本屋情報あれこれ。「ブ」のフランチャイズ店が軒なみ閉店としる。高田馬場東中野、中野早稲田通り、江古田と、古書ぽい本も扱った見るべきものありの「ブ」が撤退。ううむ。

今日は西部「中央線展」へ。この回は買えます。11時前に入ったら、黄色いセルフかごがすべて出払っていた。ほとんど業者ならん。京都から「K」くんもきて3カコぐらい買っていた。ぼくも15冊は買ったか。それで1900円。帳場にいた、元音羽館店員で「ノぺリ」という店名で出店しているSくんと言葉を交わす。ある頼み事。

帰り「盛林堂」へ寄って、ここでも買う。どうしたいのか、おれ。小野くんと、進行中の盛林堂で秋発売予定のぼくの本の刷りだしを見せてもらう。小野くんが書式を整えるため手を入れてくれていて、整ったらドサッと受け渡される。送料を考え、3㎝未満の厚みにしたい。この夏、このゲラをもって「青春18」で遠出して、車中で手を入れようと考える。松本がいいか。どこかで温泉に入って帰ってきてもいい。