ちくま文庫来春新刊『古本大全』にサイン

27日、今年最後の原稿が「赤旗」の試写室。来春放送のNHK「アイドル誕生」を書いて仕事納め。そのまま西荻「盛林堂」経由で浅草橋へ。

「盛」で2冊。小野くんと『古本さんぽ』の最終打ち合わせ。来春早々に入稿、1月中に出るとのこと。ひと安心。

浅草橋では筑摩の窪くんと待ち合わせ。来年1月刊の『古本大全』(ちくま文庫で11冊目となる)140冊にサインを入れに筑摩書房へ。東京堂はじめ、善行堂、盛林堂などが注文してくれた由。

その前に、蕎麦屋で天せいろ、ビールで軽く打ち上げ。筑摩書房会議室のテーブルに積まれた140冊を見てうなる。すべてにサイン、イラスト、落款(消しゴムハンコ)を入れるのだ。結局2時間半を要する。50冊終わったあたりで、すでに頭がもうろうとする。

なんとかフィニッシュで、夕闇の江戸通りから国際通りへ。早く終わったら、廓橋をわたり本所から両国をさんぽ、と考えたがとんでもない。余力ゼロであった。鞄の中に漱石『明暗』を。再読するつもり。福田和也の大学講義録をもとにした『病気と日本文学』洋泉社新書を読んでいて、再読したくなったのなり。

窪くんと蕎麦屋で、子どものことなど、いろいろ話す。我は父親の先輩なり。子どもがいなければ、かかる教育養育費で、毎年夫婦で海外旅行ぐらい行けたが、それでもやっぱり子どもが持ててよかったのだと話す。