「あら、見てたのね」

年末、東大和イトーヨーカドー2Fが全面リニューアルで、電気製品量販店も閉店ということでセール。電子レンジ、トースターを買い替える。トースターは何でも買い替えているが、どうも良品に当たらず、パンがうまく焼けなかったのだ。新しいのは強力で、これまでの調子でぼんやりしていると、パンが黒焦げになる。あと、ひんぱんに食卓に登場するお好み焼き用のホットプレートも買い替える予定。派手なクリスマスもしないし、帰省にかかる費用もない。これぐらいはよし、とする。

あいかわらず「前略おふくろ様2」見ている。トラブルメーカーの海ちゃん、サブの勤めている「川波」に臨時雇いで働きだすが、たちまちトラブル勃発。しかし、元気よく働いていてひと安心だ。八千草薫の女将さんに「あの、海ちゃん、手がふさがってても足で障子を開けるの止めてね」と注意されるも、海(悪びれずうれしそうに)「あら、見てたのね」。いいなあ。半妻さんは嫁姑問題に苦しみ痔に。「たまらんぜ、知ってる。ドラマ『隣の芝生はのび放題』」。嫁姑の確執のドラマなのだ。もちろん有名ドラマのタイトルのもじりだ。

締め切りはあと1本。師は走る季節だが、わしは寝る。

急に思い立って、先週、羽村市の動物園に行って、これが大いに気に入り、多摩地区でどこかないかと探したら、もちろん多摩動物園という大物がある。娘が小さいころ、行ってなあ。ひさしぶりに行くか。シニアは割引き。昭島の公園にもあるらしいが、縮小傾向にあり、動物がどんどん減っているとコメントが。ライオン、カバ、ゾウなど大物のいないこういう淋しい小動物園が好みなのだ。

来年1月発売、ちくま文庫の新刊『古本大全』の見本が出来上がったと連絡あり。またサインをしに行く。品切れのちくま文庫古本本4冊からセレクトし、書き下ろし、未発表原稿を大量に加えた決定版なり。来年、また命の火がこれでつながれた。カバーデザインは古ツア(小山力也)さん。初めて、ぼくを撮った写真がカバーに使われる。