2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

伊根は「いいね」と書きそうになった

なにしろ日がな一日家にいるもんで、蔵書整理に拍車がかかり、あっというまに階段が満杯となり、そおっと通らないと、大崩れするようになった。ちょっと先が見えてきた。蔵書処分は人を賢くさせる。掘り返し、抜き差ししているうちに「こんな本を持っていた…

ドラマ「砂の器」で考えた。

繰り返しドラマ化されている松本清張原作『砂の器』の、1977年仲代達矢主演版、全6回再放送をAXNミステリーチャンネルで見る。仲代は名優であるが、映画の大画面で見る分にはいいが、テレビの枠で、あの深刻な眉とギョロ目が出るとやや暑苦しい。ちょっと苦…

セルジュ・レジアニがプレヴェールの朗読

このところ、夜中に何度か目がさめるのに、今朝は……なんて、小林麻美なら意味があるけど、ぼくがそんなことを書いても仕方がない。しかし、なぜ小林麻美が出てきたか。朝からレッド・ガーランドを聴く。 とにかく、本が読めて仕方がない。怒涛のごとき読書生…

「オカタケな日々」25更新

春陽堂書店ウェブ連載「オカタケな日々」第25回が更新、アップされました。よろしくご愛読下さい。 https://www.shunyodo.co.jp/blog/2020/04/okatake_25/ 次が26と27回がまとめて同日に締め切りがあって、それを書いている。童謡「赤とんぼ」の考察が長文に…

港に小さな船が入ってきて

雨がやんで、涼しい朝だ。これから気温は上がっていくようだ。 まだ、じつは仕組みがよく分かっていないのだが、「古本一括査定.com」のウェブマガジン連載「古本屋見聞録」6回目を送る。今回をもって終了となる。京都で善行堂が「おかざき、ツィッターやっ…

さあ『金沢』だ。あ、行くんじゃないんです。

春の雨はやさしいはずなのに、と小椋佳が歌ったが、やさしくない雨が朝から降り続く。3時ごろ、陽がさして、からりと晴れる。空気がきれいになったような。 家に閉じ込められて、おかげで本がバンバン読める、読める。ジャズをかけながら、受験生のように読…

世界が滅びる日に

石原吉郎「世界が滅びる日に」 世界がほろびる日に かぜをひくな ビールスに気をつけろ ベランダに ふとんを干しておけ ガスの元栓を忘れるな 電気釜は 八時に仕掛けておけ

「ユリイカ 総特集坪内祐三」が届いた。

ポストに厚い本の封筒が届いていて、みると「ユリイカ 総特集坪内祐三」だった。450ページ越えの大著である。私も一文を寄せたが、それは私なりの気持ちを整理して書いた文章だが、この多数の多彩な人々の強い思いと記憶、高い熱量の前に消し飛びそうだ。林…

遠い昔のような気がするのだ。

「すこーれ」3冊書評、送る。大阿久佳乃『のどがかわいた』岬書店が紹介できてよかった。山本のジャズの本もそうだったが、こうした軽く小ぶりの本に憧れる。少しずつ、蔵書大処分プロジェクト第三弾のための整理始める。一冊ずつ見ていると、気が残るので、…

最上の解決を準備する

災禍を洗い流すがごとき(本当にそうならいいが)春の冷たい豪雨である。家に閉じ込められ、むしろその方がいい。「本の雑誌」連載、洲之内徹5を何とか送付。これでようやく6から戦後を書ける。ということは10回にはなりそう。飽きられなければいいが。最…

メリーという名の犬

四月ももう半ばだというのに寒いです。しまった半纏をまた出して着て、『これからはソファーに』のカバー版画(森英二郎さん)にある、赤いソファーに寝転んで、ひざ掛けをかけ、ジャズをかけながら、ずっとずっと本を読んでいる。本当に、ずっとずっとだ。 …

スーパーの列に退散

「オカタケな日々」24回目を更新、公開中です。やっぱりリンクの貼り方がわからない。以下、からどうぞ。https://www.shunyodo.co.jp/blog/2020/04/okatake_24/ いい天気。午前11時台、自転車で近所のスーパー「マ」に買い物。パンや昼の弁当、つまみのたこ…

「ささま書店」閉店を語る

「毎日新聞」記者が、「ささま書店」閉店の記事を書くというので、電話取材を受ける。いろいろ喋ったが、どんなふうにまとまるのかは分からない。伊東さん、気に障ったらごめんなさい。「ささまは、名店か?」と聞かれ、「いや、まちがいなく名店(だった)…

スムースの仲間二人の本が届いた。

山本善行『本の中の、ジャズの話。』(書肆よろず屋)に続いて、林哲夫『喫茶店の時代』(ちくま文庫)が届いた。めでたい。「スムース」のメンバーで、本当なら集まりお祝いしたいところ。仲間の本が出るとことのほかうれしい。どちらもブックデザインは林…

しばらくおとなしく家にいます。

なんだか寒いぞ。4月だというのに。「古書通信」連載、兵庫県龍野の「ねぶた屋書店」の巻(寅さん「夕焼け小焼け」ロケ地を合わせ技で)を書いて送付。毎月、ネタ探しが綱渡りである。次回は「ささま書店」閉店(本日をもって)のネタでしのぐか。 マスク着…

特快で荻窪を通過してしまった

昨日は風が強い日、盛林堂へ補充、清算をして、第三回蔵書大量処分プロジェクトの打ち合わせ。そのあと東西線乗車。隔週での「サンデー」本えらび。不測の事態をかんがみて、3週分+アルファをえらぶ。外出禁止、なんてことになったら、と保険をかけておく…

午前中にやるのがベストだぞ

「中央公論」永江朗さんとの対談起こしゲラが届き、うまくまとめてあって感心する。これを触ると、行数調整、相手にも迷惑をかける。ざっと読んで、OKを出す。 昨日は「サンデー」レギュラー原稿。5本の短評。ずっと午前中に片付けて送付していたのが、ここ…