2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

流れていこう

泰平の休日、速達が届く。開けると、ある出版社からの依頼で、すぐ返答せよという。しかし、私はそんな話は聞いていないし、ギャラが発生するかも分からない。編集者も未知の人。無礼だなあ、出版倫理としてそれはどうなの、とむかっ腹が立つ。ああだこうだ…

いやあ、酔っ払っています。今日はいい天気。前々からやろうと思っていた、武蔵村山「村山団地」探訪を果たしてきた。50年以上を経た、巨大レトロ団地。自転車で30分かけて行った。中心部のかつてにぎわっただろう団地内商店街に古本屋「ブック・ワン」があ…

風に吹き上げられた埃の中

寒い雨の朝。パンを切らして、ホットケーキを作る。階段は蔵書大量処分プロジェクト第二弾用の本で埋まっている。前回と同様分(1500冊)はあるか。今回は単行本の方が多い。完全に埋まっていた、本棚と本棚の間の通路に入れるようになり、奥の壁際の本棚ま…

蔵書大量処分中

今年になって再開した蔵書大量処分プロジェクト「盛林堂書店」第二弾のため、積み重なった本、本棚で発酵熟成された本をがんがん抜き出す。今年中に1万冊は減らす予定。もう5年ぐらい、まったく触っていない本はなかったことにする方針。古本、読書、文芸評…

気持ちが煮詰まっているなあと思う。新媒体で張り切っているのはわかるが、もう終わったと思っている仕事に、追加でいろいろ注文をつけてくるのがあって、No!をつきつける。ぼくとしては珍しいことだ。気難しくならないよう、機嫌よくやろうと思っている…

えらいぞ「ますく堂」

大阪へ移転する「古書ますく堂」へ、挨拶に行く。いつもは池袋からのアプローチを、最後だからと椎名町駅で降りて、女子女子したお洒落カフェ(わしには入れません)を併設した長崎神社を左に、山手通り高架下を抜けていく。妙法湯のある通りより、少し遠ま…

せきしろ・又吉直樹『蕎麦湯が来ない』

雨の日と月曜日は誰もが心が落ち込む、とカーペンターズが歌ったが、勤め人でない私にとっては、月曜日は新しい週が始動する心のはずみとなる(本当は日曜が始まりだが)。しかし、月のうち2回ぐらいは、週明けの原稿締め切りが入っていて、それはそれで、…

なんだかとりとめもなく疲れております。

雨の日曜日だ。家に閉じ込められてちょうどいい。「東京新聞」から書評依頼のあった『追悼文選』に取り組む。月曜に著者インタビューのある、せきしろ・又吉直樹『蕎麦湯が来ない』にも目を通し、メモを取り、インタビューの構成を考える。3月には春陽堂書店…

www.shunyodo.co.jp あれ、こんなことができてしまった。よくわかっていないのだが、リンクを貼ろうとして作業していたら、いきなりこれがアップ。もう一度できるかどうか自信がない。 というわけで「オカタケな日々」20回目がアップされております。リアル…

春のごとき

それはまるで春のごとき日でありました。 あたたか陽気にさそわれ国分寺へ自転車さんぽ。「七七舎」で均一2冊。あれほど買うな、と言っておるのに。思潮社現代詩大系4は函入り、裏見返しに渋谷「文紀堂書店」シールあり。即売会用の「りぶる・りべろ」さん…

昨日、晴天。建国記念日、年に二度の庄野潤三邸公開日。どうしようかと迷っていたが、新潮講座の生徒さんTさんが、小林秀雄の講座も受講していて、そっちの関わりから知遇を得た英文学者の大島一彦さんと、そのお仲間たちで庄野邸へ行くという。大島さんはジ…

マスクかあ

9時開店のスーパーへ、10時少し前について買い物しようと思ったら、同じモール内の薬店の店頭に10人ばかり行列が。こちらは10時開店。特売でもあるのかと思い、買い物を終え出たら、薬店は開店したが、行列のお尻がまだ店外に続いている。いったい、なに? …

北風吹きぬく寒い朝も 心ひとつで暖かくなる と、吉永小百合は歌った(「寒い朝」佐伯孝夫作詞)。そうかあ、と思う。 『読書で見つけた名言名セリフ』、あれ、そんなタイトルじゃなかったか、まあそんな光文社知恵の森文庫になった本に、以後継続している連…

「将軍の孫」像とむしくい堂

いい天気だなあ。「銅像」という連載を持つ、美術同人誌「四月と十月」の締め切りが近づき、あれこれ候補はあったが、八王子「駅入り口」交差点の「将軍の孫」を取り上げることにして出かける。八王子は久しぶり。まずは、とんかつ「ほしの」へ。とんかつ定…

きみちゃん

急に思い出して、ああ、あのドラマをもう一度見たい、というのがいくつかある。その一つが東芝日曜劇場の、タイトルも忘れていたが、記憶する出演者を山村聰、大竹しのぶ、西田敏行と打ち込み検索して「テレビドラマデータベース」という便利きわまるサイト…

洲之内話と高円寺の夜

二月に入った。おだやかな日曜日。カザルスのチェロを聞きながら書く。 昨日は「毎日」の記者Jさんからメールあり。自伝『いのちを刻む』(編著がJさん)を上梓された鉛筆画の木下晋さんは、洲之内徹と深く関わりのあった画家。その木下さんから洲之内の話を…