「将軍の孫」像とむしくい堂

いい天気だなあ。「銅像」という連載を持つ、美術同人誌「四月と十月」の締め切りが近づき、あれこれ候補はあったが、八王子「駅入り口」交差点の「将軍の孫」を取り上げることにして出かける。八王子は久しぶり。まずは、とんかつ「ほしの」へ。とんかつ定食500円が600円に値上がりしていた。それでも客席は相席で満杯。15分から20分待った。12時少し前に入った客はすぐ出てきたから、開店の11時半すぐは避けたほうがいいと分かった。600円でも大満足である。

「将軍の孫」を写真に撮り、「むしくい堂」へ向かう。一昨年末に古ツアさんとここでトークをやらせてもらってから、だから一年ぶりか。風が強く、冷たく、店頭均一をじっくり見られない。店内に入り、床掃除をしている高橋さんと言葉を交わす。この店名がTBSラジオ「たまむすび」によってつけられたのは有名。毒蝮も来店した。というわけで、本棚の一角に「TBS」ゆかりの人の本が並ぶ特集コーナーが作られていた。これはユニークで面白いなあ。新しめの本が多いようだが、永六輔とか小沢昭一までさかのぼって集めてもいいかも。本は買わないことにしているので、キース・ジャレットのCD「流星」を買う。

その足で、前から行きたいと思っていたジャズ喫茶「サクラヤ」でコーヒーを飲み、たばこに火をつける。コーヒーはとてもおいしく(480円)、落ち着いたいい店だったが、昼はジャズの音量が非常に小さく、そこがちょっと残念。しかし、いま、街なかにあるジャズ喫茶は、たいていこの方式である。

帰宅して、すぐ忘れないうちに「四月と十月」の「彫刻」原稿約1200字を一時間ほどで書く。軍神「橘中佐」の歌が出てきます。