2日連続のトークイベントで沈没

暦の上ではもう春なのにまだまだ寒い日が続く、と風の「暦の上では」で唄っている。

9日(土)は東京堂で『古本屋台2』トークイベント第二弾。久住兄弟に加え、実在する登場人物としてぼくと魚雷くん。古書店経由、「ぶらじる」でコーヒーを飲み会場へ。60名以上参加者あるか。一部の人は西荻「今野書店」へも来てくれた(久住兄弟の大ファン多し)というので、話がだぶらないよう、久住兄が画像を用意。また、途中、移動中の重松清さん(『古本屋台』1,2と登場)が30分ほど参加してくれて、熱弁をうるわれる。さすが、だ。(マンガの中で)「薩摩白波を飲ませてもらえないんだよ」とぼやくのかおかしかった。ぼくのこと「オカタケさん」「オカタケさん」と呼ぶので驚く。拓郎のことで一度取材し、文庫解説を書いてもらっただけなのだが。

サインにも長蛇の列。ぼくや魚雷くんがサインを入れるのは悪い気もするがせっせとこなす。この日は、知り合いも多く、「おお!」と挨拶。打ち上げで、焼酎一升が空く。

10日(日)は、北本「小声書房」で、今度は自分のトークイベント。埼玉の相棒・岩田和彦氏にお手伝いを願う。朝10時に本川越で岩田車にピックアップしてもらい、ファミレスで朝食兼昼食をしながら打ち合わせ。今回のイベント、遠隔地で集客が危ぶまれたが、なんとか11名、「オカタケさんぽ」の参加者など駆けつけてくれて、恰好がつく。みんな、よく来てくれたなあ。Hさんなど、茨城県から車で駆けつけてくれた。トークは誰も止められぬ岩田氏の「埼玉愛」炸裂となる。しかし、事前によく準備してくれ、ギターは2台、譜面台まで用意してくれた。感謝、である。ただ連日のイベントで、途中から疲れがピークとなる。最後のサインで、よく知る人の名前が出てこず、「名前、何だっけ?」なんて失礼をする。ぶじ、役目を果たしホッとする。

帰り路は遠く、4時過ぎに北本から電車に乗るが、大宮から川越線川越駅本川越駅まで行く道がわからず(どこにも表示がない、つまり矢印)、迷走し、本川越駅から鷹の台駅、帰宅したのが7時過ぎ。ボロボロだ。これほど疲れたのも、ちょっと最近では記憶にない。沈没寸前の西武線車内で、ずっと「はあ」とか「うーん」とかうなっていたら、隣りに座っていたご婦人が、あわてて席をほかへ移られた。ごめんなさい。

この日も「パーフェクトデイズ」の話をし、私の伝道により次々と信者を作りつつあるので、研究会を作りたいと思う。ロケ地巡りにあわせ、問題提起し(平山ははたして過去に家庭を持っているか)、疑問点や見どころを浅草駅地下のやきそば店で語り合いたい。公式ガイドブックが出ていることも、初めて知った。誰か、DVDを買ってくれれば、みんなでそれを見る。