締め切りのトンネル

午前に「赤旗」試写室、NHK舟を編む』第一回試写の原稿を書いて送付。今週続いた締め切りのトンネルを抜けた。あとは週明けまでに「望星」と「ふくらむ読書」。

昨日は、「潮」と古書組合ウェブの両方に『昨日も今日も古本さんぽ』について書くとう、なかなか難しい原稿になった。少しはダブるところあれど、仕方なし。「本の雑誌」は七七舎の店売り店舗閉業と買い取りの話。「すこーれ」は「二十四の瞳」について書く。原作を精読したのは今回、初めて。澤宮優さんのノンフィクションを参考にさせてもらう。

次の内科検診に、検便が必要で、朱肉ケースぐらいの容器に、いかにして採取するか、さんざん悩み困り果てる(いっそ逃げ出そうか)という夢を見た。どういうストレスであろうか。

『青インクの東京地図』を再読して、安西水丸熱が再燃。どうしたら、こんなふにゃふにゃしたシンプルきわまる線で、こういう造形が生まれるのか。不思議でならない。和田誠のイラストはある程度模写できるが、水丸は無理だ。吉本ばなな『すいか』のカバー画、赤の直線と緑の曲線だけしかない空間構成には驚いた。マチスだってこんなことしていないだろう。しかし、古本屋にいま、安西水丸はあまり見かけない。ちょっと意識していこうと思う。