四六時中、浅川マキ

次号「本の雑誌」から、連載「憧れの住む東京へ」が新しい章に入り、浅川マキの上京と東京を取り上げると決めている。そうなると、四六時中浅川マキのことを考えることになる。この「四六時中」考えることが大切だ。そうすることで、遠い存在が近づいて、何かが見えてくる。浅川マキが上京後、どの町に住んだかが今のところ不明。一度「大宅文庫」で昔の記事をチェックしようと思っている。

浅川マキ研究の定番『ロング・グッドバイ 浅川マキの世界』白夜書房を「ささま書店」で1980円で買っている。よくぞ買っておいたものだ。小説集『幻の男たち』も買ってあった。1995年の「ジャズライフ 特集・浅川マキの闇」も所持していることがわかっていて、すぐに見つかった。新譜ジャーナル別冊『浅川マキの世界』も、はっきりと持っている自覚があったが、さあどこにあるか。こういうものがあるとすれば、あの棚だと掘り起こすと、これもすぐ見つかった。こういうことは大変珍しく、けっきょく買いなおすことが多い。

浅川マキが「黒」のブルース歌手になる前、ミニスカートをはいていたという証言を読む。足がきれい、だったそうだ。『浅川マキの世界』にはジーパン姿が写っている。出身地の石川県美川町は、グーグルマップで見ると、河口の海辺の小さな漁村。機会があれば訪ねてみたいが。