原稿消滅、茫然

今日もひきこもり。自宅が15年過ぎたあたりから、あちこちガタがきて、台所の水回り(シンク)が無残な状態に。外壁塗装、トイレのすっかり入れ替え、チャイム取り換え、そして今度はまた胃がいたむ大きな散財となる。道を歩きながら、草むらに1000万円が紙袋にいれて捨てられていないかと、ときどき目をこらす。

朝から本日締め切りの「赤旗」連載「文学館へ行こう」の「山梨県立文学館」編に着手。400字4枚ぐらいの原稿なのだが、情報量が多く、しかし適度につまんで風通しをよくしながら書く。書き終わって「保存」のところで、パソコンが駄々をこね、あれこれやっているうち、消えてしまった。あちこち覗くが残されている気配はない。かれこれ2時間以上、集中してやった作業がパアに。これまでも何度かあった。何度か、きりのいいところで保存したはずなのだが、まったく原因わからず、茫然となる。

あきらめて、昼、冷やし中華を食べたあと、ソファーで頭をクールダウンさせ(ヨーヨーマのバッハ)、再び一行目から再生を試みる。1度書いているので、1時間ぐらいで終えたが、1度目とはまた細部が違ってくる。一種の「推敲」になる。

録画したAXNミステリー「アストリッドとラファエル 文書係の事件簿」全9回を2日がかりで見る。自閉症で人と交わうことが苦手なアストリッドは、父の友人のおかげで犯罪資料課で、文書管理の仕事につく。これは彼女にとって天職で、天才的記憶力と分析力、そして犯罪学者としての天びんを持つ。それを発見し、仕事の相棒としたのが女性警視ラファエル。このコンビが難事件を解決していくのだが、同時に、アストリッドの過去も明らかになる。シーズン2は作られなかったのか。あれば見たい。