「ヴェラ」40話、見終わる春の名残をいかにとやせん。

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友部正人「愛について」。名曲。矢野顕子がカバーしております。離れて暮らす母と子、そして父の姿は、高田渡一家を唄ったもの、と聞いたことがある。間違っているかもしれませんよ。

「ヴェラ」全40話通覧プロジェクトを終了。すべて見終わりました。原作のアン・クリーブスを読んだことがない。気をつけて創元推理文庫を探してみよう。毎年、3月になると気持ちが不安定になり、気づくと嫌なことを考えている。数々の失敗が思い出されるのだ。東京へ来て出会った人々に親切にされて、それを思うとくよくよする自分はちっぽけな存在だ。

いったい何度めか、庄野潤三夕べの雲』を読み返している。その時、心は平安だ。先日、お目にかかってお世話をかけた長男の龍也さんが、『夕べの雲』では中学生の安雄そのままであるのが楽しい。安雄の実物に会える日が来るとは、これを読み始めた高校時代、想像もしなかったことだ。いい仕事に就いてよかった。