どってことないんかな、どってことないんかな。

https://www.shunyodo.co.jp/blog/2020/08/okatake_33/

春陽堂ウェブ連載「オカタケな日々」33が更新公開されています。面白いです、読んでますよの声はほとんど届かないが、一生懸命書いております。つねにいろんなことをメモし、いちおう吟味して、これだと思うものを書いている。

水曜日、「サン毎」レギュラー原稿を書いて送ったら、盆休みの合併号で、一週休みだったのだ。まあ、早く送る分にはいいだろう。

夜、から揚げを作る。ショウガ入りのタレを作って、鶏もも肉430グラムに漬け込んで冷蔵庫へ。30分たって出して、溶き卵をさらにもみこみ、片栗粉をまぶし中温の油で揚げる。いったん出して、高温でさらに1、2分。カラッと揚がる。レモンをしぼり、ポン酢で食べたが美味かった。家族の評判もよし。ビールがうまい。

図書館で、東洋文庫世説新語』1、『火野正平 若くなるには、時間がかかる』などを数冊借りてくる。「こころ旅」で、どんどん好感度が増していく火野正平。一時期、ハイライトを一日5箱吸っていたという。「こころ旅」でも、NHKの番組ではほとんど例外的に、喫煙シーンあり。前も書いたかもしれないが、もう一度見たいのが木下恵介人間の歌シリーズの「風の町」(1974)。原田芳雄、十朱幸代とともに、主演に近い扱いで火野が出演。どういうドラマか忘れたが、たった1シーン。火野がキッチンの壁にもたれてしゃがみ込み「どってことないんかな、どってことないかな」と、歌を口ずさむシーンを覚えている。「あ、小椋佳の『春の雨はやさしいはずなのに』だ」と驚いたのだ。当時、セリフで、こういうフォークソングをさらりと織り込むのは珍しかった。おそらく、火野のアドリブではなかったか。なお、このドラマに望月真理子という額に大仏ぼくろのあるきれいな女優が出ていたが、モテ男の火野とどがちゃがになり、週刊誌ネタに。おお、西田敏行も出ていたか。記憶にない。