西村繫男絵本原画展を「ビブリオ」で

16日、午後外出。国立「ビブリオ」で「西村繁男絵本原画展」を見る。西村さん在廊。ファンの女性たちに囲まれている。ぼくも『もうすぐおしょうがつ』を買ってサイン、イラストを入れていただく。うれしい。『やこうれっしゃ』を紹介した「ビッグイシュー」コピーをお渡しする。

原画を見ると、直し(ホワイトなどの)がない。精密で丁寧な仕事に見入る。画廊で待ち合せた同姓の編集者・岡崎智恵子さんと喫茶店で雑談。2年ぶりか。『これからはソファーで寝ころんで』『明日咲く言葉の種をまこう』を作ってくれた人。一時期、打ち合わせやゲラのやりとりなど、ひんぱんに会っていたのに。積もる話をあれこれ。

このあと一緒に「三日月書店」へ。均一で3冊。みすず・ぶっくす、高田博厚『思い出と人々』は著者サイン入り。献呈相手も有名人だった。未使用の5円はがきが挟まっていて、100円だったが実質95円だ。ちょうど届いたばかりの「古通」今月号に「三日月」について書いていたので、レジにいた山崎くんに挨拶して渡す。

このみすず・ぶっくすという新書は好きで、長谷川四郎の随筆や江藤淳の評論も入っていたはず。大阪駅前第一か第三ビルの古本屋で江藤淳を買った覚えがある。100円なんかでは買えなかったですよ。ついている定価よりは高かった。

今月号「古通」広告で、「いわき」に行ったとき訪れた「阿武隈書房」さんが、仙台にも店を出したと知る。青葉区本町。「火星の庭」への途中に立ち寄れる位置だ。月火水がお休み。こんど、仙台へ行ったらぜひ訪れたい。

『渋江袖斎』は半分くらいまで。あれ、袖斎が死んじゃった。残り半分はどうなるの。