本日、3月28日、65歳の誕生日を何もなかったように迎える。とくに感慨はなし。地下鉄延伸が認可されて、15年後ぐらいに開通と聞いて、それまで生きているだろうかなどと考えるようにはなった。
小津安二郎『東京暮色』は暗くて、評価が低い作品だが、久しぶりに見てやっぱり感じるところ多かった。めぞめそしているか、怒ってばかりいる有馬稲子は役どころとしてかわいそう。おでん屋「お多福」のおやじ（島村俊雄）が何気ない芝居だが、じつに自然でいい。こういう店でおやじと話をしながらお酒を飲みたくなる。私は山田五十鈴さんにインタビューしております。あ、「秋日和」で小津作品に出演された宝田明さんには2度、取材した。ご冥福をお祈りします。有馬稲子さんにも2度、お目にかかった。はがきの礼状ももらった。
やっぱり新聞が届かないのは寂しく、朝日を申し込む。契約に来たお兄さんに「新聞読む人減って大変でしょう」と聞くと、コロナ禍で家にいること多く、微増ながら購読者が増えたとのこと。
