ほんと、どうでもいいんだが

一年のうちの少ない、いい季節の五月が終わってしまいます。

「望星」ワンコイン連載はステッキデビューと映画「パターソン」について。「ふくらむ読書」は山崎豊子『花のれん』を2回に分けて。不本意なところがある書籍化『ふくらむ読書』(春陽堂書店)はそろそろ書店に並び始めると思います。見本の贈呈は、あと数日でお手元に届くかと。

コロナ禍の数年、ほとんどソファに寝転がって日々を過ごしたため、気づいたらおなかがぽっこりしてきた。べつにどう思われてもいいのだが、あまりに人からあれこれ言われるのが嫌気がさし(ぼくはつべこべ人のことを言う人を心の底から軽蔑しています。てめえはどうなんだ、という話です)、ソファに寝ころぶのを禁止、とする。半分に本を積み、起きて座るしかない体制を作る。まあ、残り少ない人生を思えば、どうでもいいんだが。こういうとき、ステッキを持って歩くのは危ない。自重せよ。

「キンシオ」再放送で新潟佐渡へ行く回。佐渡の南端、海辺の「宿根木」という古い集落のたたずまいに驚愕し、感動する。「世捨て小路」という石畳の狭い路地を歩いてみたい。あわてて「ことりっぷ」の「新潟・佐渡」を引っ張り出す。新潟までは何度も行きながら、佐渡は視野になかった。しかし、佐渡はけっこう広いねえ。移動するのが大変そうだ。誰か、車で連れていってくれないか。

BSテレ朝で、過去にさかのぼって再放送が始まった「元就。」はアンガールズの2人が、地元広島県をさんぽする緩いバラエティ。倉橋島の回を見る。昭和初年、この倉橋島に住む若者がつけていた肉筆日記を所持していて、そのとき、倉橋島についても調べたのか。ここへも行きたい。「探偵ナイトスクープ!」に投書しようか。