吉川英治記念館はおすすめ

13日は青梅「吉川英治記念館」へ。「赤旗」取材。昭和前半の出版好景気時代の流行作家の格、を感じる大邸宅。ここ数日、吉川英治研究にいそしむ。「潮」から書評依頼のあった凪良ゆう『滅びの前のシャングリラ』を読了。依頼がなければ、まず手を出さないような現代小説だが、おもしろく読んだ。

14日は、「もとまち図書館」へ。ここでしかない吉川英治資料を借りに行く。奈良橋通りは国分寺段丘を一挙に滑り降りる長い長い坂。武蔵国分寺史跡の中を、のらりくらりと進む。本をぶじ借りて、帰り、車の通行が激しい国分寺街道を避け、裏道を出たところに、人がむらがる「コロッケ店」(あとで検索したらテレビ番組に登場していた。なあんだ、それでか)。こんなところに、知らなかった。コロッケ2つとレバカツを買う。コロッケ一つかじりながら自転車を走らせ、国分寺街道に戻ると旧「まどそら堂」に本が並び「100円均一」の張り紙が。あわてて立ち寄る。ここは移転した後も「まどそら」の持ち物で(ということは借りているのではなく買ったんだ)、ふだんはギャラリーとして貸し出し、定期的に「まどそら」主催の「100均」セールをしているという。世の中、知らないことだらけだ。3冊買って、さっそく電話で古ツアさんにご注進。

「七七舎」へ立ち寄り、ここでも1さつ買って、北村くんと情報交換。借りた本とあわせ、カバンがパンパンに膨れる。買わないと誓ったはずなのに……。