「新選組血風録」に橋爪功、川谷拓三。

週前半、あれこれ押し寄せて、ちょっとパニックになる。また鉄道の夢を見てしまう。気づいたら、まったく知らない土地の駅に着いて、どうしようと思案する夢はこれまで繰り返し見たが、不安の反映ならん。どこかへ鉄道旅をしたい、という願望もある。

春陽堂書店から11月に出る、ウェブ連載をまとめた本の再校ゲラが届くが、この段階でまだタイトルが決まっていない。タイトルが重要だと思う。この両日中には決めなくてはならない。月末、オンラインによるjpicの読書アドバイザー講座があり、自宅のパソコンから講義するというのだが、これも不安。地下の通信環境がよくなく(いつもパソコンで四苦八苦している)、村井康司さんとの対談も途中で途切れてしまった。現場へ行ってしゃべるのがいちばん楽だと思う。

新選組血風録」を録画したのを毎日視聴するのが楽しみ。沖田総司は歴代、名だたる美男俳優がおおぜい扮しているが、このドラマの島田順司が明朗、清潔な役柄でぴったり(美男にあらず)。以後の沖田のイメージを決定づけたと思われる。今日みた「花紅緒」の下駄屋の若主人が橋爪功。若いなあ。公金を奪い逃走する隊士に川谷拓三がいた。あわてて、逆戻しでキャストを確認すると、ちゃんと名前が出ていた。原田左之助徳大寺伸もいい。徳大寺は松竹から東映、そして特撮ヒーローものとめちゃくちゃたくさん映画やドラマに出演している。こういう芝居を邪魔せず存在感を見せるバイプレイヤー、必要だな。1939年「暖流」の笹島役もそうだったのか。

「オカタケな日々」65と66を送付。三好達治散文詩「燕」について書く。これ、本当にいい詩なのだ。