「新潮講座」ぶじ、幕を閉じる

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上京した頃、毎日のようにこれを聞いていた。東京に住む気持ちにぴったりだったからである。東京1990だ。

昨日、ぶじ「新潮講座」オカタケ散歩の新潮文庫を歩く、を終える。王子からさくらトラムで三ノ輪橋へ。14名ほど生徒さんが参加。ありがたい。いい生徒さんに支えられた散歩だった。五月連休オープンにあわせ、急ピッチで工事中の「あらかわ遊園」あたりで、何か、風呂の湯を抜くように力が抜け疲れる。荒川二丁目の「吉村昭文学館」では、もうしわけないが、新潮社の担当Mさんに案内を頼んで、カフェで休息をとる。こんなこと初めてだ。

一人で、事前に東西線早稲田からさくらトラム早稲田まで歩き、王子までの路線に乗る。『いつか王子駅で』で、「真骨頂は庚申塚から飛鳥山」とあるのを体感しておきたかった。飛鳥山から王子までは歩く。この事前の2回の歩きがひびいたのか。まったくふがいない。「新潮講座」初期メンバーの某さんも来てくれたし、ほぼレギュラー化した面々も顔を合わせ、くつろいだ回になった。三ノ輪で雨。「圓通寺」をあきらめ、「古書宮橋」で古本ゴール。

10名ほどが残ってくれて、商店街の中華で打ち上げ。楽しく幕を閉じる。この会の学級委員長と名付け、頼りにしていた女性から花束をもらう。大阪から帰還してそのまま駆けつけてくれた大荷物の散歩堂さんと中央線で戻ってきたら、雨は止んでいた。生徒さん有志のリクエストで、「新潮講座」を離れても、オカタケ散歩を続けてほしいと言われ、せっかく知り合った付き合いを大切に、引き続きMさんを仲介人としてこれからもプライベイトで続けることにする。ちょっと足腰を鍛えておかないと。