野方「ミスティ」へ

9月に入った。「明日あたり灯台へ 波しぶき見にいこう」(「9月には帰らない」)とユーミンが歌った。灯台を見たい。

ラス前の「サンデー毎日」連載原稿を送付。阿部日奈子さん書評集『野の書物』インスクリプトを取り上げる、これ、いい本。装幀は間村俊一さんとすぐわかる。

昨日は午後、西荻「盛林堂」に頼み事の続き、駅前からバスで上石神井西武新宿線で野方。長いつきあいの編集者と「無垢」へ行くつもりが休み。「ミスティ」というジャズ喫茶を見つけ入る。これがいい店だった。近ければなあ。

このあとふたたびバスで中野へ。オカタケ散歩を「新潮講座」以後もボランティアで運営してくれているMさんと待ち合わせ。「陸蒸気」で飲みながら打ち合わせ。秋の「オカタケ散歩」は10月29日、石坂洋次郎石原裕次郎を訪ねて田園調布から九品仏へさんぽ、と決める。山田太一男たちの旅路」のみを語りつくす会をやりたいと盛り上がる。実現すればいいが。

人に会うことで何かが起こる。起きなくても、親しみが増し、つながりが深くなる。コロナ禍のかくも長き不在で、失ったものを取り戻したい。岡崎武志、動いております。