「ドラえもん」はありますか?

 

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先週のゴンチチ「世界の快適音楽」だったか、陽水の「リバーサイドホテル」を渥美二郎がカバーしているのがかかった。湯浅学の選曲。これがなんとも異次元の快感。フレンチのレストランで、白飯にたくあん、味噌汁(いずれも極上)を食べている感じか。うまく貼り付けられてよかった。

昨日土曜は高円寺「西部展」。なかなか買えず苦戦していると(これは自分の問題、篭にバンバン買っている人、箱で送る人多し)、帳場がざわつき、安倍元首相の狙撃、心肺停止の報が話題に。

何も買わないのは淋しいので、高橋英夫『五月の読書』岩波書店を500円で。出品は「がらんどう」さん。死後に編まれた文芸エッセイ集。中華でランチ、生ビールを頼み、高橋英夫を読む。テレビ映像では生々しい安倍狙撃のニュース。

1冊だけではさびしい。西荻下車。喫煙可喫茶で喫煙、コーヒー。「盛林堂」へ。初老の男性コンビ、一人が体が弱いのか、もう一人が付き添うように気遣う。2人、店内へ。ぼくも続いて。2人、レジに行き、フミさんに「〇〇はないか」と尋ねる。一瞬、フミさんがとまどい、「ちょっといまないです」と。「〇〇」は「ドラえもん」だった。高齢コンビがまさかの探求書。続いてぼくも均一3冊を精算。そのとき「ドラえもんはありませんか?」と言うと、フミさん笑って「あ、ありません」。意外に難しい探求書だよなあ、と話す。古書展、古書店でさまざまな情報を得る私。